◆トータルでは「単勝」よりも「3連単1着固定のフォーメーション」の方が断然お得 高松宮記念当日の中山最終は、「競馬血統研究所」でも放映された「サウスヴィグラスの法則」に該当するラブミークンが出走。ホームページにて公開した予想でも勝負レースに指名。馬券を買ったら100万馬券が転がり込む僥倖にめぐりあいました。
2016年3月27日中山12Rの万馬券的中証明書
システマチックに馬券を買う場合、理論が正しければ、トータルでは「単勝」よりも「3連単1着固定のフォーメーション」の方が断然お得です。このレースも単勝の代わりにシステマチックに購入した1着固定の3連単が「運」良く100万馬券になっただけです。
たとえば、サウスヴィグラス産駒は2013年以降
・ダート1200mより短い距離
・単勝オッズ10倍以上
以上2つの条件を満たす馬を買い続ければ、単勝回収率は117%。2013年、14年、15年と年単位では必ずプラス収支になります。
この過程には「運」悪く勝てなかった馬もいるでしょうし「運」良く勝った馬もいるんですが、不思議なことに、年間の勝利数は毎年10勝前後なのです。(今年も3ヶ月を過ぎて10倍以上で勝った馬が3勝といつものペース)
そして、サウスヴィグラスの10倍以上をシステマチックに買う方法も「単勝」よりも「3連単1着固定」で「一定のシステム」に従った買い目を続けるほうが断然得です。その理由は、わかりやすく上げるなら次の3点。
・単勝よりも3連単の方が売上規模が大きいのでオッズが下がりづらい
・完全な総流しではなく、2、3着でフォーメーションを組むため、2、3着選びにも理論が介在する(単勝は馬単総流しや3連単1着固定で総流しと同義の券種)
・実際に貫き通すには強く信じる力? が要求される
サウスヴィグラス産駒のような馬は一部のマニアに単勝をヘヴィーに買われやすい馬。ラブミークンも昼の段階では単勝が10倍を切る1桁オッズでした(この時のオッズ基準では買えないことになります)。これは先に書いたようなパターンで買っているマニアが存在するためです。また、こうしたマニア票が入りやすい馬は、単勝よりも馬単や3連単1着総流しの合成オッズの配当が高いケースはしばし見られます。
さらに「3連単1着固定」で2、3着を絞り込むフォーメーション馬券は、相手選びにも理論が介在します。先に書いたように「単勝」という馬券は、2着以下を選ばず(何も考えずに)総流しをしているのと同義の馬券ですから。
たとえば、2014年以降、ホームページで公開している本命馬の単勝回収率は105%
一方、3連単で
本命1着→2着2、3、4番手→総流し
本命1着→総流し→3着2、3、4番手
のフォーメーションを組んだ場合の回収率は145%。
(先週の100万馬券のレースを除いても135%)
単勝に比べて40%以上回収率が上昇します。(2015年の上半期はスランプになったせいで成績はたいしたことないですけど)
もちろん、3連単で相手を選ぶ場合、ハズレるレースは単勝よりも増えます。たとえば、本命馬の勝率が10%でしたら、上記の3連単フォーメーションは3%ほど的中率が下がるでしょう。
よって、単勝10倍以上の馬を軸に上記の買い方を続けた場合、1点100円でも100万以上資金が減る局面は十分にありえます。
その期間に、理論を貫き通せず、退場するプレイヤーも存在するわけです。難易度が上がる分も、単勝より「実質的な回収金額」が上になるのでしょう。(馬券を貼ったのも実際に買っていることを証明するためです)
このように、ボクのような下手な血統予想理論でも、単勝以上に効果的な3連単のフォーメーションは組めます。
単勝だけでボクよりも優秀な予想理論をお持ちの方はいくらでもいることでしょうから、そういう方々は、より破壊力のある3連単システムを作ることができるのではないでしょうか(オッズの面でも単勝だけを爆買いするより断然得なはずです)。