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抜けた人気になりそうな3頭は

　桜花賞がおわりましたね。1番人気となったメジャーエンブレムが、想像していたレースとは違う形となり、結果、瞬発力を求められる内容となりました。あの日、私はパドックに入ってくる馬たちを入り口付近で待っていたのですが、メジャーエンブレムに関して最初に感じたのは、阪神JF時との違いでした。

　想像していたよりもトモの寂しさを感じ、(あれ？こんな感じだったかな…。他の馬が成長したからそう見えるのかな？でも、それにしても阪神JF時の方が確実に良く見えたのです)ただパドックでの周回を重ねる毎に、だんだんと良くなっていったこともあり、心配しすぎなのかな？とも思ったのですが、レース後のルメール騎手のコメントにも今日はパワーがないように思えたと話しており、個人的にも疑問が残るものでした。

　人気も背負っていただけに見ている側は、スタート後になぜプッシュをしていかなかったのか？と口にする方もいましたが、あのトモの雰囲気を感じると、ひょっとするとルメール騎手は馬を第1に考えてスタート直後から無理をさせたくないと判断したようにも思えますし、次のレースのことを考えると出していくことを控えたくなる気持ちも汲み取れました。

　さて一方、勝ち馬のジュエラーは新馬戦の内容から、いつかはG1馬になれる器だと感じてきた馬。特に間隔をあけて挑んだシンザン記念で素晴しい成長を遂げており、惚れ惚れしました。今回はテンションがカギだと感じていましたが、前走時よりは我慢もきいていた様子。また距離が延びて楽しみが増すタイプなだけに、オークスでの2冠制覇も夢ではない気がします。

　さて今週も好メンバーが揃った皐月賞となります。今回も先週に引き続き3頭が抜けた人気になりそうですね。サトノダイヤモンド・マカヒキ・リオンディーズ。

　この中間、前走時よりもよくなっている印象を受けるのがリオンディーズ。前回は休み明けに加えマイルからの2000m。掛かってしまう要因はありましたし、M.デムーロ騎手もその点を考慮に入れていました。一度使ったことでガス抜きができている印象を受けます。

　一方、間隔があいたサトノダイヤモンドも、「良いよ。もちろん叩いてさらによくなるとは思うけど、この3戦よりは良い」と、慎重派の中澤助手がプラス的な発言。これは信用していいと思えます。そして取材で最も変わり身を感じたのがマカヒキ。勝利した前走時は過去の鼻出血のこともあり、少しキープ気味で途上という印象でしたが、今回は内からの弾力性と背中のノビヤカサが伴い、素晴らしく感じました。さてレース当日はレース展望・回顧を競馬場で行います。よかったら足を運んでほしいです。

　それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。