不思議な傾向がある57キロ組
四六時中予想を外している身なので手柄話のようなものはほとんど持ち合わせないが、数少ないもののひとつに、昨年のマイラーズCがある。8番人気の◎レッドアリオンが勝ち、3連単は10万円弱という配当だった。
ならば今年もリピーターでレッドアリオン……と言いたいところだが、同馬は昨年の勝利が影響して57キロ。そのあたりはどうなのだろうか?
過去10年、牡馬・セン馬の斤量別成績を取ると、以下のようになる。
斤量 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
56kg
[3-4-4-49] 5.0% 18.3% 59 52
57kg
[3-2-3-56] 4.7% 12.5% 53 68
58kg
[4-1-2-12] 21.1% 36.8% 171 91
賞金別定時代も含まれているが、58キロ背負わされるような馬は逆に妙味があるようだ。ただ今年は不在であり、57キロ組は複勝率だと最も低い。
ただこの57キロ組、不思議な傾向がある。過去10年前走オープンクラスで1~5着だった馬は[0-1-1-29]で複勝率6.5%、複回収率76%。それに対し、前走6着以下だった馬は[3-1-2-27]で複勝率18.2%。複回収率は60%と低いが、3勝しているので単回収率は103%となる。
今年は57キロがレッドアリオンとダノンシャークで、ともに前走は7着。57キロ組の中の買える条件には合致する。まずはこのあたりが予想の糸口になりそうだ。