▲今回のテーマは、角居調教師が進めている引退馬のセカンドキャリア支援について
引退馬のセカンドキャリアをみんなで支援していきたい
この春、長年に渡って角居調教師が先導してきた
『Thanks Horse project』の公式ホームページが完成し、いよいよ本格的に始動することになった。(
→角居調教師のインタビューはこちら)
引退馬の環境を幅広くサポートしていこうというプロジェクトで、障害者乗馬や高齢者乗馬、ホースセラピー等々、競走馬のセカンドキャリア、サードキャリアまでを視野に入れ、これまで敷居が高いと思われがちだった馬事文化をもっと身近なものとして広めていこうというプロジェクトだ。
言うまでもなく、引退後、種牡馬になれる競走馬はごくわずか。各地の乗馬クラブに引き取られる馬はまだいいが、およその引退馬には厳しい現実が待っている。馬主、調教師、厩舎スタッフ、そしてジョッキー──。みんなそれぞれ、引退馬に対する思いはある。が、悲しいかな、すべての命を救えるわけではないのが現実だ。