▲ボウマン騎手騎乗のウェルテルが勝利 今年の香港ダービー馬が強さを見せつけた
日本でいえば“重”状態
荒れ模様という予報の通り、午後からときおり強い風雨となった。馬場状態はGood(5段階で良いほうから2番目)でスタートしたものの、徐々に悪化してYielding(5段階の真ん中)に。ひとつ前のレースで雨は上がったものの、馬場はかなり水分を含んだ、日本でいえば“重”くらいの状態になっていたと思われる。
前日情報で日本馬は人気上位とお伝えしたが、当日になって地元香港馬の馬券が売れ、ラブリーデイの1番人気(2.9倍)は変わらなかったものの、今年の香港ダービー馬ウェルテルが人気を集めて5.5倍で2番人気、ハイランドリールが5.8倍、一昨年の覇者デザインズオンロームが7.5倍で続き、サトノクラウンは8倍、ヌーヴォレコルトは12倍という人気になった。
シャティン競馬場の2000mはスタートしてすぐに1コーナー。外から6頭ほどが行く気を見せて、1コーナー入口で最内枠のラブリーデイは7番手あたり。さすがにラチ沿いで位置取りを下げるわけにいかず、押して行くことになった。