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【川田将雅×藤岡佑介】第4回『ジョッキー界の変革期 5年先10年先のビジョン』

  • 2016年04月27日(水) 18時01分
with 佑

▲共に30歳。これからの競馬界を担う世代が、今胸に秘めている思いとは


川田騎手と佑介騎手の親友対談もいよいよ最終回。今回は、ふたりが描く将来のビジョンに迫ります。今はまさにジョッキー界の大きな変革期。現在、全国リーディング4位につけている川田騎手(4月24日現在)。トップのルメール騎手らに食らい付こうと気持ちを強くさせたのは、他ならぬ佑介騎手の言葉だったと言います。ジョッキーのプライド、騎乗論、これぞ“騎手対談”のクライマックスです!(構成:不破由妃子)


(前回のつづき)

昔は直線でガシガシ追ってくることに命を懸けてた


佑介 成績も安定して、GIでもいい馬に騎乗しているなかで、ここから5年、10年はどういうビジョンを描いてるの?

川田 本来なら…、この数年で一番を獲れると思ってた。

佑介 なるほど。現時点で将雅の時代が到来してる予定やったわけや。

川田 そう、その予定やった。でも、現実的にはそうじゃない。

佑介 クロフネ来航もあったからな。でも、そのなかで気を吐いている部類やと思うで。

川田 今年はとにかく上に食らい付いていこうと思ってる。ここ数年より、今年はその気持ちが強いよ。それはなぜかというと、佑介の言葉があったから。

佑介 えっ? なになに?

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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