勝ち馬には距離適性の片鱗
毎週土曜日朝8時40分頃から放送中のFM PORT(新潟県民FM)「矢野吉彦のGo Race Go」と連動した、当コラムの「こんな穴馬いかがでしょう・G1データ予想」(番組ではそんなタイトル付けていませんが)。当たりませんねぇ。
先週のヴィクトリアマイルは、過去に例を見ない7歳馬が優勝。ここで取り上げたシュンドルボンは9着に沈み、この春の穴馬の中ではけっこう期待していた私は“シュンとショボン”になっちゃいました(座布団ぜんぶ持ってっちゃってよろしい!by歌丸師匠)。
それとともに反省しなきゃいけないのが、最近、データを調べる際やそれをもとに原稿を書くときに見落としや見誤りが多いこと。netkeiba.comの担当者にチェックしてもらっているので事なきを得ているのですが、それじゃぁいけませんよね!
さて、今週はオークス。もうそういう季節になっちゃいました。今年は桜花賞馬のジュエラーが不在です。ここ20年(1996~2015年)の間に桜花賞馬が出なかったオークスは02、05、07年の3回しかありません。牝馬には牡馬よりはるかにデリケートなところがあるはず。桜花賞優勝の後にオークスに出走するのは簡単なことではないと思うのですが、戦線離脱してしまう馬は意外に少ないようです。
では、その3回のオークスはどういう馬が1~3着に来ていたでしょうか?
まず勝ち馬は、いずれも桜花賞で負けた馬でした。02年が桜花賞6着のスマイルトゥモロー、05年は同2着のシーザリオ、07年は同4着のローブデコルテ。別路線組ではありません。そして、スマイルトゥモローとシーザリオはフラワーC、ローブデコルテは函館芝1800メートルの新馬戦を勝っています。つまり、芝1800メートルでの勝ち鞍があったということ。距離適性の片鱗を見せていたわけです。
2~3着馬の実績はさまざま。桜花賞敗戦組は02年2着のチャペルコンサート(桜花賞7着)と05年2着のエアメサイア(同4着)の2頭で、あとの4頭は別路線組。05年3着のディアデラノビアと07年2着のベッラレイアはフローラSの勝ち馬、02年3着のユウキャラットと07年3着のラブカーナは忘れな草賞に出ていました。
それともう1つ、上記3回のレースでは410~430kg台の馬が必ず1頭は、1~3着に来ていました。オークスは女子マラソンと同じ。高橋尚子サンや野口みずきサンみたいな小柄なタイプがよく来る、というのは私の持論なのですが、その証しにもなっています。
今回、過去の桜花賞馬不在のオークスを制した馬にピッタリ重なる馬は見当たりません。フローラSを勝ったチェッキーノは人気になりそうで、芝1800メートル戦を勝ったことがある桜花賞組のデンコウアンジュとウインファビラスは桜花賞が負け過ぎ。だったら、フラワーCのエンジェルフェイスか忘れな草賞のロッテンマイヤーかな。小柄なタイプなら、フロムマイハートかレッドアヴァンセあたりはいかがですか?(なんだか煮え切らないなぁ)