キタサンブラックが天皇賞の再現を狙うのか、それともドゥラメンテが改めて力を誇示するのか。春競馬を締めくくる宝塚記念は多士済々で、予想に頭を悩ませそう。そこで今回は『ウマい馬券』から予想家5人に、宝塚記念攻略のポイントを日替わりで語ってもらいます。第二回は「ラップ」について、Mahmoudが予想のヒントを伝授します!文=
Mahmoudカギを握るキタサンブラックのラップ
今年の宝塚記念でレースペースのカギを握るのは、何と言っても前走の天皇賞・春で先手を奪い勝利したキタサンブラック。その天皇賞・春でキタサンブラックが刻んだラップをご覧頂こう。(Mahmoud計測値)
13.0-12.1-12.4-12.3-12.0-12.0-12.1-12.5-12.6-12.5-12.7-12.5-11.6-11.8-11.6-11.6
前半2F目から2周目3コーナー、坂の頂上辺りとなる残り4F地点までの間、最も大きいペースダウン幅は0.4秒。武豊騎手が作り出した上げ下げの少ない絶妙なペース配分であった。そのため、後続馬が道中で押し上げるタイミングが取りづらく、キタサンブラックのマイペースとなったのが大きな勝因と言えよう。
▲武豊騎手が作り出した上げ下げの少ない絶妙なペース配分をつくった武豊とキタサンブラック
ドゥラメンテの瞬発力が活きるには
それでは、キタサンブラックが天皇賞・春でのラップ推移を踏襲するレースを、今回の宝塚記念でも行えばどのようなラップを刻む形となるのか推測してみよう。今開催の阪神競馬場芝コースは、雨の影響がなければかなりの高速馬場状態である点、そして阪神芝内回りコースの形態を踏まえると、次のような想定ラップとなるであろうか。
勝ちタイム