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関東有力厩舎の2歳デビューは(須田鷹雄)

  • 2016年06月28日(火) 18時00分


◆「サトノ」のディープインパクト産駒2頭はともに秋予定

 この時期は2歳馬取材をしているわけではないので、ぼーっとしていると新ネタの獲得ができない。競馬場に行ったとき、出会った調教師さんにお願いして(すみません)、「あの馬どうしてます?」と聞くようにしている。

 藤沢和先生には、まず母サトノアマゾネス(牡/父ディープインパクト)について伺った。入厩時点で馬名が入っていなかったので見落としていたのだが、「もう入ってるよ!?」と(すみません……)。後で確認したら6月12日から坂路入りしていた。まだデビュー戦を具体的に決めてはいないとのことだが、このまま使う流れになるのでは。北海道戦に回る可能性もあるようだった。

 セールの高馬、母ライブリーチューン(牡/父ステイゴールド)はちょうど山元へ移動したところとのこと。こちらは早いタイプではなく、秋デビューへ。

 山元といえば、母スプリングチケット(牡/父クロフネ・安田)もちょうど山元へ移ったとのこと。馬名は「カレンカカ」。カレンクンじゃなくてすみませぬ。「カカ」はスワヒリ語で弟という意味だそうです。

 話を戻して。国枝先生にはまず「千葉セリの2頭どうしてます?」と伺った。既に入っている母ヘヴンリーソング(牡/父マルカシェンク)は、福島の2週目芝1800mを予定。母コージーロージー(牡/父ディープインパクト)のほうはもっとしっかりしそうな余地があるということで、夏の間は成長待ちということになりそう。

「サトノ」のディープインパクト産駒2頭はともに秋予定だが、タイプは違うとのこと。母ルアーズストリート(牡)は小さめなぶん仕上がりも早いし初戦から動けそうで、母コンテスティッド(牡)のほうは大物感のある、当たったら長打になりそうなタイプとのことだった。

 平田師にもサトノ馬の話を。既に入っている母ラルーチェ(牝/父ハービンジャー)は2回函館の芝1800m(2日目or4日目)を池添騎手で。動きはよいとのこと。

 もう1頭同じハービンジャー産駒で母サトノユリア(牡)は今週入れるとのこと。母と祖母(ソニックグルーヴ)は肢勢に難のある馬だったがこの馬は大丈夫だし、馬体そのものも大きくはないので、脚元リスクはなさそうとの話だった。牝系のしっかりした馬なので、ちょっと楽しみな存在だ。

須田鷹雄+取材班が赤本紹介馬の近況や有力馬の最新情報、取材こぼれ話などを披露します!

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