【栗東】
◆デザートストーム(牡、父ストーミングホーム、母レディオブパーシャ、栗東・西浦勝一厩舎)
母は現役時代に同厩舎で管理されて、芝1勝、ダート1勝で終わっているが、おじが芝で4勝を挙げているサドンストームや2015年函館SSを勝っているティーハーフという血統。本馬は7月8日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、当初から坂路での動きが目立っていた。
7月20日の坂路は先週デビューしたデュパルクカズマとの併せ馬だったが、追いかけてくる相手を馬なりの手応えで突き放した。7月27日の坂路ではブルドッグボスとの併せ馬。さすがの相手に最後は手応えで見劣ったが、その時計は4F52.5秒、1F12.4秒なので、新馬としてはトップクラス。これだけ動けば、当然デビュー戦から注目してみたいところ。8月14日(日)小倉芝1200mの初陣が楽しみ。なお、鞍上は国分優作騎手が予定されている。
◆ジャーミネイト(牡、父ハービンジャー、母クラックシード、栗東・中尾秀正厩舎)
母系に1996年秋華賞を勝ったファビラスラフインや2012年阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライがいる血統。母は現役時代に中山芝1600mで新馬、500万下と連勝している。
先週の小倉芝1800mに出馬投票したが、除外になってしまった。それについて「追い切りは軽めだったので、その影響はありませんね。ハービンジャー産駒は緩い馬が多いけど、この馬はコンパクトな分、しっかりしています。追い切りを重ねるごとにギアチェンジも上手になってきたので、初戦から楽しみ」と中尾秀正調教師。8月14日(日)新潟芝1600mをM.デムーロ騎手でデビューする予定。
なお、同厩舎で管理されているエイシンヴァラーやエイシンバッケンの半妹のエイシンムーは、8月14日(日)小倉芝1200mを太宰啓介騎手でデビューする予定となっている。

エイシンムー
◆タガノアルーア(牡、父キングズベスト、母アルーア、栗東・角田晃一厩舎)
母は現役時代に未勝利で終わったが、祖母アルーリングアクトは小倉芝1200mの新馬戦を勝ち、その勢いで小倉3歳S(現2歳S)を連勝。その後も阪神JFや桜花賞といったG1レースに出走した。
本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月21日に宇治田原優駿Sから栗東へ帰厩。そこから本格的な追い切りを行っているが、今のところは目立って速い時計が出ているわけではない。「時計は地味ですが、母系は芝ダート問わず短い距離で活躍した馬が多い血統なので、いいものは持っていますよ」と角田晃一調教師。デビュー戦は8月14日(日)小倉芝1200mを藤岡佑介騎手で予定している。
◆ランドジュピター(牡、父サマーバード、母フィールザファン、栗東・安達昭夫厩舎)
おじにダートで5勝、カゼノコが勝った2014年ジャパンダートダービーで3着などの実績があるフィールザスマートがいる血統。本馬は2016年北海道トレーニングセールにて、760万円(税抜)で落札されている。
7月27日の坂路では、単走ながら一杯に追われて4F53.9秒、1F13.2秒をマークしている。安達昭夫調教師は「サマーバード産駒でダート適性は高そう。あとは距離に対応して息がもつかどうか。最終追い切りには和田竜二騎手に騎乗してもらって、感触を確かめてもらいます」と評価。8月14日(日)新潟ダート1800mでデビューする予定となっている。
【美浦】
◆オメガジェルベーラ(牡、父ジャングルポケット、母クインリーグレイス、美浦・斎藤誠厩舎)
千葉サラブレッドセールの出身(取引価格2376万円)。祖母のクイーンモードは仏G1ヴェルメイユ賞の勝ち馬。スペシャルウィーク産駒の母は新馬勝ちを飾っており、その兄姉にキングアーサー(障害含め5勝)、ハイソサエティー(4勝)、シーキングマイラブ(3勝)などがいる。8月4日の追い切りは坂路で4F52.7-38.4-24.9-12.3の好時計をマークした。「乗り込みは十分。やや瞬発力に欠けるけど、持久力型で長く脚を使えそう。うちの厩舎で例えれば、同じくジャンポケ産駒のプランスシャルマンに似たタイプ。稽古も動くし、奥がありそうです」と斎藤誠調教師。8月13日(土)、新潟の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
◆フローレスマジック(牝、父ディープインパクト、母マジックストーム、美浦・木村哲也厩舎)
一昨年のエリザベス女王杯を制したラキシス、今年の京王杯SCを制したサトノアラジンの全妹として早くから注目を集めていた存在。ゲート試験をパスしてからはノーザンファーム天栄で基礎体力の強化を図り、再入厩後も順調に乗り込まれてきた。時計以上に質の高い併せ馬を消化しており、8月7日の日曜追いも坂路でラスト1F11.9秒の速いラップを刻んだ。
「強めの調教をしてもヘコたれないし、しっかりとした体つき。もともとの身体能力が高いし、やればいくらでも動けちゃう。気持ちがグンと入りやすいので精神的に詰め込み過ぎないように気をつけて進めてきたけど、能力があることは確か。冷静に走れるように教えながら大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。8月14日(日)、新潟の芝1600mをC.ルメール騎手で予定している。
◆レッドエレノア(牝、父ハーツクライ、母サビアーレ、美浦・木村哲也厩舎)
全兄に2013年の日経新春杯を制したカポーティスターがいる。「こちらも馬っぷりがいいし、いい動きをする。女の子にしては気持ちの面がドッシリとしたタイプで体つきも力強い。じっくりと乗り込んだし、初戦から楽しみにしています」と木村哲也調教師。8月13日(土)、新潟の芝1800mをC.ルメール騎手で予定している。
◆サトノアレス(牡、父ディープインパクト、母サトノアマゾネス、美浦・藤沢和雄厩舎)
愛国産の母は1勝。全兄にサトノヒーロー(通算4勝)、サトノフェラーリ(現3勝)がいる。美浦で十分に追い切りの本数を重ねてから札幌に移動。8月3日の追い切りは本馬場で古馬のエポワスと併せ、軽快な動きを見せた。「まだ気性的に若い馬だけど、じっくりと乗り込んで順調に来ている。ディープの子で軽い走りをするし、いいところはある」と藤沢和雄調教師。8月14日(日)、札幌の芝1800mを柴山雄一騎手で予定している。
藤沢和雄厩舎からはラユロット(牝、父エンパイアメーカー、母ユメノオーラ)もスタンバイ。こちらは8月13日(土)、札幌の芝1500m(牝馬)をJ.モレイラ騎手で予定している。
◆ステレオグラム(牝、父ローエングリン、母ステレオタイプ、美浦・田中剛厩舎)
2012年の朝日杯FS、2013年の皐月賞、今年の安田記念とG1を3勝しているロゴタイプの全妹。美浦でゲート試験を受け、7月20日に函館入り。先週の8月3日にはウッドチップコースでビシッと追われ、しっかりと負荷を掛けた。
「おっとりしたところがあるけど、女の子にしては馬格もあるし、いい心臓をしている。まだ上と比べるのはかわいそうだけど、ひと追い毎に良くなっています」とのこと。8月13日(土)、札幌の芝1500m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。