◆良血軍団に反旗を翻すなら… ディープ未勝利だったセントライト記念もディープ産駒が1-3着を独占。参りました。重賞で「ディープ危険」と書くのは危険です。
ディープも戸崎騎手もすごいのですが、中山芝では「ロベルト」の血も重要です。
ロベルト系のブライアンズタイムを母父に持つ馬が1、2着。人気薄の4、5着馬も、父か母父ロベルト系。
先々週の京成杯も2着はロベルト系のブライアンズタイム。ただ、どちらも鞍上は戸崎騎手。先週の4、5着馬あたりに戸崎騎手が乗ったら、3着ぐらいには走ったのでしょうか。
と書いたところで、今週のオールカマーはゴールドアクターがロベルト系。マリアライトはディープ産駒。母父エルコンドルパサーはロベルト系が走る馬場は得意。
結局、今週の重賞も、ディープ、ロベルト。戸崎騎手も警戒で。以上、終わり…では、またまたまた文字数が足りないので、以下、オマケを。
いや、本音はオマケというよりメインでやられまくっている良血軍団に反旗を翻すなら早起き作戦しかないんです。
先週は土日ともに1レースは2歳限定のダート戦。
日曜中山1レース(ダート1800m)はスマートファルコン産駒が1、2着。馬連は5020円。いずれも前走は芝。スマートファルコン産駒は2頭のみの出走。
日曜阪神1レース(ダート1800m)はカネヒキリ産駒が1、2着。馬連は22670円の万馬券。やはり2頭とも前走は芝。なお、このレースはカネヒキリ産駒は3頭出走して1、2、5着。すべて6人気以下の人気薄。
この時期の2歳限定戦のダートは「初めてのダート出走」の馬も多く、なおかつ「現役時代芝G1未勝利でダートG1勝ち馬(地方G1含む)」の種牡馬の産駒がバンバン穴を出します。
そういえば、土曜日の中山1レース、2歳未勝利戦もフリオーソ(地方ダートG1勝ち多数)産駒のトロピカルスパートが13人気で2着に突っ込んできましたね。
ただし、気をつけたいのは「前走芝出走の馬」は人気馬に限定しても控除率以上に負けること(よって、人気馬は前走ダートの人気馬を厳選して買う方が期待値は上です)。
先週日曜の東西1レースのように「黄金種牡馬の芝替わり」を狙えば1点で万馬券も可能(結果論では)。しかし「前走芝の馬をすべて買う」では控除率以上に負ける。これが2歳ダート戦の怖さでもあり楽しさなのです。
こうした2歳ダート戦のノウハウはほんの一部。2歳ダート戦については、重賞の10倍でも語れます。面白い種牡馬の数も何倍もいます。
問題は、2歳未勝利戦の売上は、重賞の売上の数%しかないので、需要がないこと…。
そういえば、亀谷ホームページでは「凱旋門賞」の血統分析、レース分析も行っておりますが、はたして馬券がどれほど売れるのか。予想のヒントやデータに需要があるのか、も気になります。
【予想】亀谷敬正の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!※パソコン・スマートフォンでご覧ください。