▲海外競馬に日本一詳しい合田氏が、凱旋門賞の出走予定馬をまるごと解説!(撮影:高橋正和)
今年から日本国内でも馬券発売が行われる凱旋門賞。待ちわびた馬券党が一攫千金を目指すなか、マカヒキ以外の出走馬のことを全く知らない方も多いはず…そこで! 海外競馬に日本一詳しい男・合田直弘氏が、凱旋門賞の出走予定馬を全頭解説! 各馬の概要はもちろん、重賞戦績からそれぞれの“ストロングポイント”もピックアップしてくれました。
凱旋門賞・全頭解説リスト(9月29日時点)
※並びは馬名順
オーダーオブセントジョージ
アイルランド調教の4歳牡馬。昨年秋のGI・愛セントレジャー(芝14F)を11馬身差で圧勝。レーティング124を獲得して世界ランク・トップ10入りを果たした。今年のロイヤル開催でもGI・ゴールドC(芝20F)を制している欧州長距離界の巨魁だが、連覇を狙った前走GI愛セントレジャーでは2着に敗れ、1年3か月振りの敗戦を喫している。
サヴォワヴィーヴル
ドイツ調教の3歳牡馬。GI・独ダービー(芝2400m)2着の後、フランスに遠征しGII・ドーヴィル大賞(芝2500m)で古馬を撃破し重賞初制覇を果たした。11年のこのレースをデインドリームが、13年のGI・キングジョージ(芝12F)をノヴェリストが、いずれもレコード勝ちするなど、ドイツにおけるこの路線の水準の高さは、随所で実証されている。
ザグレーギャツビー
イギリス調教の5歳牡馬。3歳時、GI・仏ダービー(芝2100m)、GI・愛チャンピオンS(芝10F)と、10F路線のGIを2勝している。その後は健闘するも勝ちきれない競馬が続き、新たな可能性を探るべく今年7月に出走したGII・プリンセスオヴウェールズS(芝12F)でも