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最近のトピックス

  • 2016年10月03日(月) 18時00分


ベルゼブブ、バルダッサーレはダービーグランプリへ


 南関東地方競馬では中央卒業生たちが引き続き奮闘中です。今週は「最近のトピックス」と題して、みんなの近況をお伝えしていきましょう。

 9月13日に3歳重賞の戸塚記念(川崎・2100m)が行われ、南関東のリーディング・小久保智厩舎(浦和)が送り出したベルゼブブが優勝。山崎誠士騎手を背に、華麗なる逃げ切り勝ちを収めました。

山崎誠士騎手を背に戸塚記念を優勝。重賞初制覇を飾りました


 中央時代のベルゼブブは美浦の松永康利厩舎に所属し、札幌競馬場の未勝利戦(1700m)で1勝を挙げました(当時のレコード勝ち)。その後は骨折もあり精彩を欠く走りが続き、南関東移籍初戦は落としましたが、その後は3戦3勝と負けなしです。

「期待されてきた馬だけど、膝を骨折して、その後遺症も抜けてきたことがいい結果につながっていると思う」(小久保調教師)

担当の水上厩務員はジャジャウマナラシやジョーメテオなども手掛けています


 ここには、同じく中央卒業生の東京ダービー馬バルダッサーレや牝馬で圧倒的な強さを見せてきた重賞ウイナーのミスミランダーが出走していましたが、斤量も味方につけて、強力な2頭を打ち破った姿は圧巻。

「スタートも二の脚も速いし、逃げていてもリラックスして走れて仕掛けたときの反応もすごいので、その辺りは普通の馬とは違うと思います」(山崎騎手)

 この後は南関東の肩掛けを引っ下げて、11月20日のダービーグランプリ(水沢・2000m)に向かっていくそうです。

 一方、美浦の南田美知雄厩舎だった東京ダービー馬バルダッサーレは2着に敗れました。休み明けだったことや他馬より重い58キロを背負う中でも力のあるところは改めて見せた結果。

 中央時代から間隔を空けずにタフに使ってきた馬だけに、今後もコンスタントに使っていく予定だそうです。10月26日のマイルグランプリ(大井・1600m)から、ベルゼブブが向かうダービーグランプリを予定しているそうで、そこで改めて直接対決!!!


 栗東の服部利之厩舎の一員だったセイスコーピオンが、南関東の仲間入りをしています。9月21日に行われた準重賞ムーンライトカップ(大井・1600m)が移籍初戦。地方競馬のリーディング・森泰斗騎手が手綱を取り、重賞勝ちをしている豪華メンバーを子ども扱いするかのように、好位からの差し切りで、2着馬に6馬身差をつけての優勝。

好メンバーが集った準重賞ムーンライトカップは2着馬に6馬身差をつける圧勝


 仕上がりは途上だったそうなので、関係者も想像以上の走りに驚いていました。今後は念願の重賞タイトル奪取を目指していくことになります。次走はマイルグランプリ予定。


 さて、11月3日に川崎競馬場で実施されるJBC競走まであと1か月……。10月4日には〜JBC川崎開催まであと30日〜JBC川崎カウントダウン30(川崎・2000m)が行われます。

 ここには、美浦の伊藤圭三厩舎で走ってきたイッシンドウタイと栗東の庄野靖志厩舎だったトップボンバーが中央から移籍初戦を迎えます。

 特にイッシンドウタイは昨年のマーチS2着になるなどダート重賞でも存在感を示してきた馬。今回の結果次第では、JBCクラシックへの挑戦も見えてくるでしょうし、まずはどんな走りをするのか興味深いです。


 次回は10月17日(月)にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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