◆小回りの持続的な流れへの対応力が強い 先週の東京ダート1400mはエーピーインディ系はもちろん走ったのですが、父か母父キングマンボ系が大爆発。東京のダートは「キングマンボが爆発する砂」と「キングマンボ不発の砂」があります。これを利用した馬券は非常に面白いのですが、先週も結果的には、毎日王冠は本命ヒストリカルで当たってしまいましたし(実際、3行ぐらいで説明できる予想ではありましたが)やはりメインの話をしっかり書きましょう。
秋華賞で重要なのは「1400m以下の流れ」「小回りの流れ」に対応する能力です。牝馬限定のG1では唯一、直線が短い舞台というのも大きな影響を与えているでしょう。
過去の秋華賞で人気以上に走って馬券になった馬は「ミスタープロスペクター系(ミスプロ系)」の活躍が目立ちます。これもミスプロの血は小回りの持続的な流れへの対応力が強いから。
昨年8人気で3着のマキシマムドパリ、一昨年4人気3着のタガノエトワール、13年15人気3着のリラコサージュ、12年6人気3着のアロマティコ、11年7人気2着のキョウワジャンヌ。いずれも父か母父がミスプロ系の馬。
また、いずれの馬も父は自身か産駒が芝中距離G1で勝利実績のある馬。
今年の出走予定馬で父か母父ミスプロ系で父か産駒が芝中距離G1実績のある馬はヴィブロス、エンジェルフェイス、ダイワドレッサー、パーシーズベスト。
その他では父ヴィクトワールピサは母父がマキャベリアン。小回り芝2000mG1の適性は高い種牡馬。今年はジュエラー、パールコードがエントリー。ヴィクトワールピサの兄スウィフトカレントは小回り芝2000mでレコード勝ち。芝2000mG1も実績あり。秋華賞向きの種馬です(ジュエラーは桜花賞も勝ちましたが)。
マキャベリアンとキングマンボはミスプロ系でも「欧州」で実績を残したミスプロ系。今週末は秋華賞も東京ダート1400mも、欧州型ミスプロに注目することになりました。
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