■橋本広騎手の手綱でインからスパッ!
99年に安田記念、マイルCSを制し、この年のマイル界を制圧したエアジハード。父サクラユタカオー譲りの豊かなスピードを持った馬でしたが、頂点への道のりは簡単なものではありませんでした。
ゲート入りが悪く、心身のバランスもなかなか整わず、出世が遅れてしまうなかでむかえたのが98年の富士S。スピードワールドやシンボリフェザード、外国馬ムシェアに次ぐ4番人気という評価でした。
レース振りは、ゲートを五分に出て、道中は好位のインで脚を溜め、最後の直線で爆発させるという、エアジハードの素質を証明するような鮮やかなものでした。マイル王の出世のきっかけとなった、重賞初制覇のシーンをどうぞご覧ください。
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■ナレーション 長岡一也ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。