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◆高速持久力勝負で強いマキャヴェリアン

「高速馬場」の菊花賞は「スピードの血」を母系に持つことが重要です。

　昨年の菊花賞の勝ち馬キタサンブラックの母父はサクラバクシンオー。2着のリアルスティールの母父はストームキャット。いずれもスプリント戦を得意とするスピード血統。

　同じく高速馬場で行われ、レコード決着となった2014年の勝ち馬トーホウジャッカルの母父はアンブライドルズソング。姉のトーホウアマポーラは芝1200m重賞勝ち馬。

　先週の秋華賞も高速馬場で「高速マイル」に適応できる血を持たない「重厚な血統馬」は追走に苦しみ凡走。勝ち馬のヴィブロスを本命にしたのも、グロリアスソングの一族は高速マイルが得意だから。今週末の京都の天気予報を見る限り、週末は過度な散水をしないはず。おそらく高速馬場でしょう。

　ゴールドシップが勝った年の天皇賞春のように、散水の調整によって突然時計のかかる馬場になったら、苦情が殺到するでしょうからね。(ボクは散水も含めて予想だと思うので、愚痴ることはあっても、イチャモンはつけない派ですけど)

　サトノダイヤモンドの母父はオーペン。その父ルアーは1分32秒台のレコードタイムでブリーダーズカップを優勝した快速馬。オーペンの母父デヴィルズバッグは、先週の勝ち馬ヴィブロスの4代母グロリアスソングと同配合の弟。スプリンターズS勝ち馬タイキシャトルの父。高速短距離に強い血。勝つ確率は最も高いと見立てました。1人気でしょうけれど。

　ところで、秋華賞はマキャヴェリアンの血を持つ馬が1、2、4着。高速持久力勝負での強さを見せつけました。菊花賞のマキャヴェリアン持ちはジョルジュサンクのみ。マキャヴェリアン向きなのはたしかですし、感謝の気持ちで買ってみましょうか。ちょっとだけ。

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