▲自身5度目のジャパンC騎乗、シュヴァルグランの仕上がりと手応えを語る
地力強化を実感したアルゼンチン共和国杯
今週はいよいよ、秋競馬のクライマックスともいえるジャパンC。キャリアのなかで5度目の騎乗となるが、乗りたくてもなかなか乗れないレースだけに、今年もこの舞台に共に立てる馬がいることを嬉しく思う。
パートナーであるシュヴァルグランには今朝の追い切りで騎乗し、その感触を確かめた。相変わらず調教での動きはパッとしないが、順調に調教を消化できていることが好調の証。いい状態で出走できるはずだ。
前走のアルゼンチン共和国杯は、改めてこの馬の地力の高さを感じたと同時に、ジョッキーとしてすごく難しい一戦だった。本番であるジャパンCまで中2週というローテーションのなか、休み明けで58キロ…。最大のテーマは、「次走に向けていかに疲れを残さず、なおかつ人気に恥じない競馬をするか」だったわけだが、これが言葉にする以上に難しかった。