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キシュトーークU25 レギュラーメンバー 新年会2017・第4回【プレゼント】

  • 2017年02月01日(水) 18時00分
今週でレギュラーメンバーによる新年会も最終回


今週でレギュラーメンバーによる新年会も最終回。「それぞれのベストレース」「重大ニュース(プライベート編)」「GIにしたらいいと思う重賞」など、さまざまなテーマについて語っていただきます!
(取材・文/大薮喬介)


直線1000mのGIを作ったらいいんじゃないですか?

――では、「2017年の競馬界はどうなる?」がテーマです。

高倉 ムチのルールが変わりますよね。僕たちジョッキーはもう去年からパッド付きのムチを使っていますよ。

――そのパッド付きのムチは馬にやさしいんですか?

恭介 いやぁ、痛いと思いますよ。

優作 そのムチのルールだけどさ、調教でもパッド付きのムチを使うべきだよね。

――え? 調教ではパッド付きを使ってないんですか?

優作 使っているところはないと思いますよ。調教で刺激の強いムチを使っているから、そのうちレースでパッド付きで叩いても反応しない馬が出てくるかもしれませんよね。

恭介 その問題は出てくるかもしれない。攻め馬から変えていかないとね。

川須 もしかしたら、そこに気づいた厩舎はパッド付きのムチを使うようになるかもしれませんよね。

高倉 でも、ムチを強く打てば反応するわけでもないし、ムチを使うことで反応するわけだから、あまり影響がないんじゃないですか?

川須 それよりも2完歩あけてムチを打つっていうのが難しいんですよね。

恭介 数えようよ(苦笑)。3完歩目にムチを打てばいいだけだろ?

――それはどういうルールなんですか?

恭介 動物愛護の観点から10回連続で打ったあとは、次に2完歩はあけなさいというルールです。

優作 1、2完歩あけてムチを打っていっても、その間隔で打ち続けると10回連続とみなされるんですよ。

――それって結構難しくないですか?

川須 ですよね。

優作 要は同じリズムで打つなってことだよ。まぁ、リズムは大事なんだけどね…。

――ルールですから仕方ないですね(苦笑)。次のテーマにいきましょうか。今年から大阪杯がGIになりました。ということで「GIにしたらいいと思う重賞は?」です。

優作 新潟に直線1000mのGIを作ったらいいんじゃないですか? 特殊な距離ですし、盛り上がるような気はしますよね。

恭介 外枠が有利だし、適性が重要になってくるから、俺はあまり(直線レースは)好きじゃないな。

高倉 案外スタミナが必要ですよね。だから、ダートを走っていた馬が好走したりしますし。

恭介 確かにスタミナは必要だね。

川須 最後に伸びてくるというよりは、スピードに乗った後の惰性でゴールすることがほとんどだもんね。

――では、「重大ニュース(プライベート編)」にいきましょう!

高倉 僕は地元の熊本で地震があったことですね。幸い家族や友達は無事だったんですが、ショックな出来事でした。

優作 川須は結婚したことやろ? 俺はレギュラーメンバー全員、アラサーになったことかな。実はもう若手でもないみたいな(笑)。

川須 そっかぁ、僕たちアラサーなんですね。っていうか、それは重大ニュースではないでしょ!

優作 そう? みんな落ち着いて、若い頃と話す内容が変わってきた、みたいな。

恭介 優作に限っては、それはないな。

優作 う〜ん、重大ニュースね…。息子が幼稚園に入ったことくらいかな。特別変わったことはないけど、親としてさらにしっかりしないとなとは、思うようになった。

川須 急に真面目な話をしだした…。次にいきましょう(苦笑)。

――「みんなで決めるベストレース」です。

川須 恭介さんは200勝を達成したレース! と言いたいところですけど、それは今年ですもんね。去年となると、12月の姫路特別(マルカウォーレン)じゃないですか? 

優作 内容よりも乗り替わりで結果を出したのがよかったよな。ある意味、ベストレースだ。

川須 そうそう、去年の勢いを感じさせる象徴的なレースでしたよ。トップジョッキーの福永先輩が乗っていた馬が回ってくるのもそうですし、そういったチャンスのある馬でしっかりと結果を出したのもスゴかったです。

――最初の1勝が12番人気で、その後も人気薄を好走させることが多かったですよね。

恭介 それは鞍上の人気がなかっただけですよ。馬は勝てる力があったんです。

川須 それでも印象的なレースばかりですよ。ハクサンルドルフだったり、ピナクルズだったり、キーナンバー、ブロンズテーラー、ブレイヴリー、メイショウガーデンもそう。去年はローカルに乗りに行っての勝ちも多かったですよね。

優作 一昨年からローカルで乗るようになったけど、それが去年の成績につながったな。

川須 本当に恭介さんには勢いがあった! だから、それを象徴していたマルカウォーレンの姫路特別で決まりでしょう。

恭介 ありがとう(笑)。川須は300勝したレースで決まりやね。

川須 そうですね、僕はニシノイナズマで300勝したレースで。優作さんは?
※11月13日福島9R・3歳上500万下

優作 俺? 俺はないなぁ。

恭介 人気薄だったメイショウアケボノで勝ったレースは?

優作 それもうれしかったけど、一番印象的だったのは股関節の手術明けで勝ったティアップブロンドのレースかな。ベストレースとかではなくて、お世話になっている西浦厩舎の馬だったし、まずは復帰して1勝できたのがね。再スタートできたって感じだった。

川須 高倉は?

高倉 ベストレースって言われると難しい…。馬でいうと、新馬からずっと乗っているという意味で、ノーブルマーズ(ゆきやなぎ賞1着、セントライト記念5着など)かな。

――出そろいましたね。では、「2016年のレギュラーメンバーMVJ」を決めましょう。

川須 それは恭介さんで決まりですよね。

キシュトーーク

川須「(2016年のレギュラーメンバーMVJは)恭介さんで決まりですよね」


高倉 輝いていました(笑)。

優作 異議な〜し。

――満票ですね。最後に2017年の抱負をお願いします。

高倉 毎年同じことを言っているかもしれないですが、去年よりも多く勝つことです。重賞も勝ちたいと思っていたんですが、年明けにシンザン記念を勝てたのでうれしかったですね。キョウヘイのセールスポイントは勝負根性です。課題はありますが、ひとつひとつをクリアしていって、NHKマイルCを勝てるように頑張ります。今年は目立って、インパクトが残るようなレースがしたいですね。

川須 今年は一発目のレースで勝って、2勝目もすぐにできましたから幸先のいいスタートを切れました。去年の恭介さんのように、この勢いのまま飛躍したいですね。チャンスをいただいた馬主の方々や調教師の方々のためにも、しっかりと結果を出したいですし、仮に勝てなくても関係者やファンの方々が納得してもらえるような競馬を心がけます!

優作 俺はこれでダメだったら仕方ない、という年にしたい。あとはファンに少しでも還元できるように、馬券圏内にくるように一生懸命に追います!

恭介 GIに乗りたいですね、とくにクラシックに乗りたいです。去年の勢いをさらに超えられるように頑張ります。

キシュトーーク

全員「今年も頑張ります!」



【次回のキシュトーークU25は!?】
2年目の菊沢一樹ジョッキーの登場です。父は元ジョッキーの菊沢隆徳調教師、伯父は名手横山典弘騎手という、ジョッキー界の超サラブレッド。昨年を振り返りつつ、今の課題やセールスポイント、そして父や伯父とのエピソードなどを語っていただきます!

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新年会参加メンバーの、「2016年の漢字一文字」+サイン色紙を各ジョッキーにつき1名、合計4名様に抽選でプレゼントいたします。ご希望の方は下記のフォームに必要事項を記入の上、ご応募ください。

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元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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