横綱不在! ディープ産駒の不振が混戦の理由か
本年の3歳クラシック牡馬戦線は、暦が3月となっても鮮明な勢力図が見え辛い。
混とんを言われる一番の原因は、種牡馬リーディングを牽引する、3歳牡馬世代でも当然柱となるべきハズのディープインパクト産駒に、絶対的存在がいないからかもしれない。
実は昨年のちょうど今頃。『POGの王道』の取材にと、社台グループを中心に、北海道の牧場を取材して回ったものの、ディープインパクト産駒の牡馬に、これなら大丈夫と推せる馬が何だか少ない。年による巡り合わせもあるだろうが、素質はGI級でも、クラシックには間に合わないタイプも、多いように思えた。
ならば、ディープに代わる種牡馬は、産駒は何だろう――横綱には推挙し切れないけれど、種牡馬リーディングの首位を争うキングカメハメハ産駒のレイデオロと、ハーツクライ産駒のスワーヴリチャードが、東西の大関に座っているのは、案外と自然な流れなのかもしれないと、改めて思ったりする。
両大関はともに“ぶっつけ”で…
▼鞍上・ルメールは昨年に続き最有力候補に騎乗する
両大関は、ともに皐月賞はぶっつけ。ただ
レイデオロは