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風格あるなぁ、サトノアーサー

  • 2017年03月16日(木) 19時00分


 今週は3日間競馬ですね。競走馬に携わる毎日とあって普段の生活はもっぱら曜日を頼りに生活しているトレセン人としては、3日間開催があるとその週末は祝日が絡んでいるのだな、と自覚します。水曜が追い切り、木曜が投票、土日が競馬で月曜が全休…。このサイクルが染みついてしまっているので、正直、3日間開催はどうも調子が狂いますね。

 さて、その3日間開催の目玉レースは阪神大賞典。サトノダイヤモンドの復帰初戦となります。サトノダイヤモンドは早くから風格が感じられましたが、そのたたずまいにはさらに貫禄が出たように思います。

「16日の時点で508キロです。雰囲気もいいですよ。落ち着いていますね」と担当の中沢助手。

 昨年の秋から本格化したダイヤモンドですが、その伸びしろはまだまだあるようです。

「賢い馬ですし、自分がそのときに何をすればいいのかよくわかっています。天皇賞(春)までには体ももうひと絞りされることでしょう」(中沢助手)

 まずは、大目標に向けての第一歩。優等生の彼なら着実に結果を出して前に進んでくれることでしょう。期待しています。

 そして、来週の毎日杯ではサトノアーサーが出走します。このアーサーくんはサトノダイヤモンドとは雰囲気はまったく違うのですが、風格は負けず劣らずありますね。サトノダイヤモンドは前述のとおり、ホントまじめな優等生なんですが、サトノアーサーは勝気な面を表に出しながら、果敢に戦うファイターといったかんじ。顔も可愛くて茶目っ気たっぷりです。


「相変わらずパワフルです。来週がとても楽しみ」と担当の田重田助手。

 順調とあれば、敵は当日の馬場状態でしょう。

「デビュー戦は道悪をこなしましたが、やっぱり晴れて欲しい。良馬場をあの独特なフォームで駆け抜ける姿をみたいですね」(田重田助手)

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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