カンムルが南関クラシック前哨戦、京浜盃へ
皆さん、こんにちは!南関東競馬もクラシックの話題で大いに盛り上がっている昨今です。
3月22日(水)は3歳重賞・
京浜盃(大井・1700m)が行われます。南関クラシックの前哨戦、今後を占う意味でも非常に大切なレースです。(中央から仲間入りをしたキャプテンキングは、当初からの予定通り京浜盃は使いません)。
この京浜盃には、美浦・松永康利厩舎の卒業生カンムル(浦和・小久保智厩舎)が登場します。中央時代は2歳未勝利戦を優勝。南関東に仲間入りをしてからは、吉原寛人騎手を背に2戦を消化。重賞ニューイヤーカップは3着で、前走の準重賞・雲取賞(1600m戦)は完勝しました。
雲取賞は吉原寛人騎手を背に完勝しました
特に雲取賞のパフォーマンスは圧巻。道中は前を行く馬たちを見ながら進めていって、3〜4コーナーで一気に進出すると、直線では後続を突き放していき余力たっぷりにフィニッシュ。
雲取賞は1600m戦の内回りコースで行われましたが、ここからはさらに距離が延び、外回りコースに変わります。「外回りコースの方が合うと思うし、(距離延長も)問題はないですね」と吉原騎手も好感触。
カンムルは小久保厩舎の紅一点、池田優子厩務員が担当しています。「(カンムルは)とても大人しくてかわいい馬です。噛まないし、無駄なこともしませんね」と池田厩務員。
雲取賞時のパドック。担当は小久保厩舎のマドンナ、池田優子厩務員です
池田厩務員が担当してきた代表馬は、東京ダービー2着のパーティメーカー、クラシックでは残念な結果も2歳時の重賞・平和賞を制したアンサンブルライフ。カンムルがこのまま順調にいけば、3年連続でクラシックレースに出走です。
中央卒業生カンムルが、これからの南関クラシック戦線に向けてどんな走りを見せていくのでしょうか。
「最終追い切りは伸び脚がよかった。小柄な馬だけど全身を使うから走りが大きいね。レースでは生ずるい面があって、距離は延びた方がいいと思う。これからまだまだ体が大きくなって力をつけていきそうだけど、普段の稽古の姿からも右回りの方が合いそうだし、連勝を狙いたい」(小久保調教師)。
厩舎にいる時のカンムル
大井の帝王・的場文男騎手の近況
パーティメーカーとアンサンブルライフのクラシック戦線でコンビを組んでいたのが、国内現役最多勝利騎手の的場文男騎手。最後に的場騎手の近況をお伝えしましょう!
的場騎手は地方通算6986勝で、7000勝まであと14勝。今年に入ってからすでに32勝を挙げていて、南関東全体でもリーディング5位。本当にすごすぎる60歳です。
最近の的場騎手は7000勝に向けて順調に勝ち鞍を積み重ねていて、絶好調でした。しかし、先週の船橋開催中に左手の甲を骨折してしまうアクシデントがあり、現在はお休み中。
新町充寿マネージャーのお話しでは、左手は痛くともそれ以外は元気いっぱいで、今もほぼ毎朝、調教の時間帯には顔を出して、弾丸トークを展開しているそうですよ。
的場騎手のいない南関競馬はとても寂しいですが、今はゆっくり休んで、悲願の東京ダービー制覇に向けて欲しいと思います。
次回は4月3日(月)にお会いしましょう!