◆レッドファルクスの扱いをどうするか 高松宮記念は、全馬均等買い時の回収率が単28%・複62%(過去10年)で、最近は堅いG1となっている。その背景にあるのが、前走好走馬が強い、反対に言えば前走大敗馬が巻き返していないことだ。
過去10年の前走着順別成績は以下のようになっている。
前走着順 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
前走1着 [4-4-4-22] 11.8% 35.3% 58 65
前走2着 [3-2-3-12] 15.0% 40.0% 93 162
前走3着 [1-1-0-14] 6.3% 12.5% 28 21
前走4着 [1-0-1-10] 8.3% 16.7% 32 86
前走5着 [1-1-1-10] 7.7% 23.1% 30 47
前走6~9着 [0-1-1-38] 0.0% 5.0% 0 39
前走10着~ [0-1-0-41] 0.0% 2.4% 0 48
ここで問題になってくるのが、レッドファルクスの扱いをどうするかだ。
昨秋のスプリンターズS勝ち馬。今回のメンバー中ではかなりの格上タイプとなる。頼れそうな馬が少ないだけに、本当ならこの馬あたりを頼りたいところではある。
ただ前走が、香港スプリントとはいえ12着。前走2ケタ着順馬が馬券に絡んだケースは、10年前のペールギュント(中山記念13着)以来無い。そのペールギュントにしても極端な距離短縮がハマった形であり、1200mで大敗してきたわけではない。
「海外はノーカウント」などと考えていく手はあるが、レースそのものの傾向として前走の勢いがかなり大事なだけに、レッドファルクスのシルシをどうするかは悩ましい問題だ。
【予想】須田鷹雄の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック! ※パソコン・スマートフォンでご覧ください。