
ドバイワールドCで日本馬にとって大きな壁となるアロゲート(撮影:高橋正和)
かなりスピードが出やすい馬場となりそう
この時期は雨が降ることも珍しくないドバイだが、今年は連日の雨予報で、現地ではそれが大きな関心ごととなっている。
月曜日に降り始めた雨は火曜日の朝の調教時間帯にも強く降り続き、馬場入りをやめる馬もいたようだ。ただその後はそれほど強い雨になることもなく、金曜朝にはだいぶ馬場状態が回復。あくまでも見た目ではあるもののダートコースは稍重くらいの感じで、このままならかなりスピードが出やすい馬場となりそうだ。

かなりスピードが出やすい馬場となりそう(撮影:斎藤修)
多くの日本馬の追切りは水曜日に行われた。松永幹夫厩舎の2頭は、アウォーディーをラニが追う形で、終い200mをアウォーディーが11秒8、ラニは12秒2というタイムで駆け抜けた。
アウォーディーに騎乗した武豊騎手は、「前走(東京大賞典)のときはおとなしすぎましたが、今日はかなり行く気を見せていました。ここのダートもうまくこなせていると思います。追い込みがききにくく、先行馬に有利なコースなので、それを考えて騎乗したいと思います」と、積極的にレースを進めていくことになるようだ。

行く気を見せるようになったアウォーディー(撮影:高橋正和)
松永幹夫調教師は、「2頭とも予定通り順調に来ています。ラニの前走は100%の状態ではありませんでした。ただそのあとの状態は上向いていて、調教でもいい状態になっています」とのこと。

状態上向きのラニ(撮影:高橋正和)
ゴールドドリームはダートコースで1200mを強めに追われ、最後の200mで約11秒というタイムを出した。平田修調教師は