◆4歳馬の安定ぶりはかなりのもの 先週の日経賞を見ていて感じるのが、馬が年齢を重ねることによって力が落ちてきたり、あるいは難しい面が出てきて能力を発揮できなくなったりするリスクだ。私も安易にゴールドアクターを本命にしていたが、若い4歳馬に予想を粉砕された形になった。
そして『大阪杯』である。今年からGIになったのでこれまでのデータを単純に適用することはできないかもしれないし、人気が予想されるキタサンブラックはまだ5歳(2番人気争いのサトノクラウンも5歳)。衰え云々を語るタイミングではない。
ただ、GII時代の大阪杯は4歳馬が強いレースだったので、その点は意識しておきたい。
過去10年の年齢別成績は、
年齢 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
4歳 [6-3-3-15] 22.2% 44.4% 84 100
5歳 [3-4-2-21] 10.0% 30.0% 67 57
6歳 [1-2-5-25] 3.0% 24.2% 65 68
7歳以上 [0-1-0-29] 0.0% 3.3% 0 15
となっている。これだけだと高齢になるほど人気薄馬の比率が高いので、「単勝オッズ10倍未満馬の年齢別成績」をとると、
年齢 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
4歳 [6-2-2-3] 46.2% 76.9% 176 113
5歳 [2-4-1-5] 16.7% 58.3% 67 83
6歳 [0-0-2-5] 0.0% 28.6% 0 38
7歳 [0-0-0-2] 0.0% 0.0% 0 0
で、4歳馬の安定ぶりはかなりのもので回収率も高いが5歳は回収率が通常レベルとなり、6,7歳の上位人気馬はリスクばかりが目立つ。
今年の4歳登録馬は4頭。マカヒキか、もう少し積極的に穴を狙うならミッキーロケットあたりに、5歳人気2頭の一角を崩してもらうような予想をしていきたい。
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