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愛馬を信じたレーヌミノル陣営、そして皐月賞

  • 2017年04月14日(金) 12時00分


◆某騎手が「メチャクチャ強い」と力説したカデナ

 競馬に絶対はないですね。

 ソウルスターリングが負け、アドマイヤミヤビは大敗の結果となってしまうとは…。

 金曜日からの雨の影響により、重馬場からスタートした阪神競馬場。レースが行なわれるときには稍重発表となっており、両馬、その適性が問われました。

 特にソウルスターリングは、期待も込めて欧州血統だから重い馬場は大丈夫だろうと多くの方が判断されたと思います。私もその1人ですが、馬場質そのものの違いがあり、安易すぎた考えだったのかもしれません。

 そもそも日本の良馬場で結果をだしているのだから、よくよく考えてみればイコールとして結びつかないところも…。

 一方、勝利したレーヌミノルですが、池添ジョッキーとの手がバッチリあいましたね。

 また担当の中井助手は今回の3走目に照準をあわせ、休み明けのクイーンCは相当キープ気味の仕上げでした。そう考えると、全てがマッチした印象。そして、これまで陣営は、「短距離馬でもなければ、早熟でもない」と愛馬を信じていただけに、その思いが証明されたことに良かったなぁと思える内容でした。

 さて今週は皐月賞。

 面白いメンバーとなりました。

 69年振りの牝馬勝利となるのか?ファンディーナの参戦に面白さが増します。

 しかも中山の2000mは持続性のあるスピードを持っているファンディーナにはあいそう。

 水曜日の追いきりは陣営で行われ、火曜日の調教に跨った岩田騎手は、「状態も良さそう。当日のパドックやゲート裏ではチャカチャカとするけど、走り出したら大丈夫だし、今回においても好位の競馬になると思う。あまり考えすぎずに。スタートも良い馬だしね」と、シンプルに挑む様子でした。

 そして私の中でだんだんと気になりだしているのが、カデナ。レースを見直すと、どれも馬ナリでレース所を上がっており、想像以上に強い馬なのではないか?と感じ始めています。また前走においてコマノインパルスが外から上がっていった際に我慢ができたのも収穫ある内容。頭数が増える点や、内枠、本質的には中山向きでない点からも厳しい競馬になる可能性は高いですが、この世代のオトコ馬の2000mでは能力が抜けているのではないか?と感じます。

 実はこの結論にいきついたのは、今週水曜日の朝に、数々のG1を制し馬の分析力にたけている某騎手が、「カデナはメチャクチャ強いよ。なぜみんな気づかないの?あの馬が抜けて強いよ」と力説されたのもあるのです…。

 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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