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明日のスター達

  • 2005年02月02日(水) 10時49分
 各路線別に、少しずつ面白い馬が出てきました。明日のスターを予感させるものが、その中にはあります。これからやってくる春のG1レースに、どれだけの新顔が登場するか期待はふくらみます。
 
 古馬では、東西の金杯の勝ち馬が、その次の重賞をものにしたことで、存在を大きくしました。クラフトワークは、春をどう戦うかも注目するところですが、本当に面白いのは秋に入ってからかもしれません。

 昨年のゼンノロブロイの快進撃から連想できるものが、クラフトワークにありそうな気がします。この2頭は同期ですが、1年早く頂上を極めたゼンノロブロイを射程内に入れたクラフトワークと、そう呼んでもいい年初の勢いです。

 クラフトワークの父ペンタイアの産駒には、共同通信杯のマイネルデュプレやエプソムC、新潟大賞典のマイネルアムンゼンがいます。2頭とも左回りの広いコースで重賞を勝っていて、器用さでは不満が残りました。
 
 ところが、クラフトワークは、函館記念や中山金杯、AJC杯と小回りで結果を出していて、これまでとは違う素養を感じます。

 古馬でもう一頭、京都金杯から東京新聞杯を勝ったハットトリックがいます。マイルは5戦5勝、安田記念の有力候補でしょう。あの脚質なら、東京のマイル戦の方が戦いやすい筈で、東京新聞杯では武豊騎手は、これまでで一番いい勝ち方だったと言っていたほどでした。

 3歳戦では、ディープインパクトがどこまで白星を積み重ねていくかでしょう。誰しもが認めるその勝ち方。若駒S・2000mでは、大幅にタイムをつめ、しかも最後方から差し切って5馬身差、文句ない2戦2勝でした。次が評価を確定する試金石となります。中山の黒竹賞を勝ってダート2戦2勝のシンメイレグルスも成長力のある血統で、次でどうかが待たれる素質馬です。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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