パーティードレスは韓国遠征へ!
4月17日のリスタートでご紹介したパーティードレス。栗東の松永幹夫厩舎から大井の荒山勝徳厩舎<小林分場>に仲間入りをしたことはお伝えしました。そんなパーティードレスは韓国遠征から始動。
小林分場の厩舎にいる時のパーティードレス
6月4日(日)にソウル競馬場で行われるThe 25th SBS Sports Sprint(韓国GIII左回りダート1200m)に真島大輔騎手とのコンビで出走を予定しています。大井からは同厩のキモンアヴァロンも参戦予定(笹川翼騎手騎乗)で、ソウル所属馬&プサン所属馬と戦います。
荒山厩舎は過去にも韓国遠征をしていて、今年で4回目。「パーティードレスをどのレースから走らせようと思った時に、1200mの距離適性はあるし、後ろから行く馬なので直線の長いこのコースでどんな走りをするのかを見てみたいと思いました」と荒山調教師。
パーティードレスは5月25日の午後2時半に小林牧場の出張厩舎から出発して、その日の夜に成田空港から仁川空港へ。深夜にはソウル競馬場に到着したそうです。6月1日に枠順が確定。
大井競馬は韓国との交流競走を行っていて、4年前のSBSESPN杯(1400m) 韓日競走馬交流競走では、的場文男騎手が手綱を取ったトーセンアーチャー(大井・橋本和馬厩舎<小林分場>)が豪快に差し切っての勝利を収めました。栗東の大久保龍志厩舎に所属していた馬ですね。
それ以降、大井所属馬が勝つことはありませんでしたが、今年は中央での実績ピカイチのパーティードレスのパフォーマンスが楽しみです。
荒山調教師のお話しでは、この後のことは全くの未定とのことですが、マイルもこなしてくれるようになればという期待はあるそうですよ。牝馬のダートグレードレースもマイル戦がありますから。荒山厩舎は打倒中央馬を目標に高みに向かってチャレンジし続けている厩舎なだけに、帰ってきてからは古巣中央勢に立ち向かって欲しいなと思います。
地方競馬のダービーシリーズ、東京ダービーはキャプテンキング出走
さて、日本ダービーは終わりましたが、地方競馬ではダービーシリーズ2017と題して、全国を舞台に8つの競馬場で約1か月に渡ってダービーが行われていきます。
南関東の東京ダービーは6月7日(水)。中央卒業生は2頭が出走予定で、美浦の加藤和宏厩舎だったキャプテンキング(大井・的場直之厩舎)と同じく美浦の松永康利厩舎だったカンムル(浦和・小久保智厩舎)です。
キャプテンキングが南関東クラシック1冠目・羽田盃を完勝したことは前回お伝えしましたが、コンビを組んでいる矢野貴之騎手に伺ったところ、その後も至って順調に進めていると言うことでした。
馬房でくつろいでいるキャプテンキング
前回はまさかの逃げる形になりましたが、今回はすでに逃げ宣言を出している陣営もいて、競馬としては戦いやすくなると思われます。去年のバルダッサーレに続く中央卒業生の東京ダービー制覇となるのか注目が集まりますね。
次回のリスタートは6月12日(月)にお会いしましょう! その時には63代目の東京ダービー馬が決まっているんだなと思うとワクワクします。どの地区もダービーと冠したレースは3歳馬最高の舞台。南関東3歳所属馬の最高の栄誉は、何より東京ダービーですから!