▲昨年8月以来の日本競馬にどんな心境で臨むのか。来日直後のモレイラ騎手を直撃
“雷神” “マジックマン”の異名を持ち、わずか半年足らずの間に日本馬で海外G1・3勝を挙げたジョアン・モレイラ騎手が、今年の安田記念に参戦する。昨年8月以来の日本競馬にモレイラ騎手がどんな心境で臨むのか。その安田記念への意気込みはもちろんのこと、日本馬でのG1・3勝の振り返りや、日本競馬の印象、日本のファンへのメッセージ、そして福永祐一騎手との“あの約束”はどうなったのか…? 来日直後のモレイラ騎手を直撃した。(取材・構成:編集部)
「日本の競馬ファンには感動しています!」
――遅ればせながら、サトノクラウンでの香港ヴァーズ、ヴィブロスでのドバイターフ、ネオリアリズムでのクイーンエリザベス2世カップ(以下、QE2世C)制覇、おめでとうございます! 3頭の勝利を振り返っていただけますか?
モレイラ ありがとうございます。サトノクラウンは、初めて香港で走ったQE2世Cでは結果が出なかったので、正直なところ最初は不安でした。でも、一度コースを経験していること、香港でも結果を残している堀宣行先生に「自信を持って騎乗してほしい」と言われたことで自信が持てましたし、調教でのフィーリングもとても良かったです。香港国際競走は、香港ヴァーズだけ勝てていなかったので、サトノクラウンで勝つことができて非常に嬉しかったですね。私にとって特別なレースになりました。
▲モレイラ騎手に香港国際競走の完全制覇をもたらしたサトノクラウン(撮影:高橋正和)
ヴィブロスは