◆ポイントになりそうなのは斤量 昨年の本欄では「荒れないエプソムC」という話を書いた。当時優勝したのがルージュバック。その時点では4歳だったルージュバックだが、実は「4歳」というのもエプソムCでは重視すべき要素である。
過去10年の年齢別成績は以下の通り。
年齢 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
4歳 [7-5-2-20] 20.6% 41.2% 87 83
5歳 [2-3-1-41] 4.3% 12.8% 28 25
6歳 [1-2-3-36] 2.4% 14.3% 7 32
7歳 [0-0-3-24] 0.0% 11.1% 0 111
8歳 [0-0-1-16] 0.0% 5.9% 0 56
この傾向は例えば20年前〜11年前の10年間と比較しても、より強まっている。また、2012年からエプソムCは夏競馬扱いになっているが、その後の4歳馬は[4-3-1-6]で回収率も単116%・複115%。以前ならここへ出走していた収得賞金下位の馬が準オープンに回るようになったぶん、4歳馬というグループのクオリティが上昇し、さらなる好成績に繋がっているものと推測される。
ただ、いまの4歳馬はほとんどが人気になってしまう(2012年以降、6番人気以下だった馬は1頭のみ)ので、複数該当馬がいる場合に、ハズレのほうを引かないように気をつけなくてはならない。ポイントになりそうなのは斤量で、前述した[4-3-1-6]のうち、前走から斤量減の馬は[2-1-0-0]、斤量据え置きは[2-1-1-3]、斤量増は[0-1-0-3]。今回斤量減に該当する馬はアストラエンブレム1頭だけ。人気だろうが、逆らえないところだろうか。
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