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キタサンブラック、ヘンリーバローズなど、2017年上半期ベストショット

  • 2017年07月13日(木) 19時00分


 わたしは普段、栗東での写真撮影はiPhoneかデジタル一眼で行っています。厩舎内など馬の近くで撮るときはもっぱらiPhone。調教場や運動中の様子など、動きのあるショットはデジタル一眼の出番です。

 写真を整理しながら振り返ってみると、調教中は馬たちもやはりよそ行きの顔をしていますね。その点、iPhoneで撮影した写真は馬たちの普段の様子が垣間見れて面白いものが多いです。そんなかんじで今年上半期に撮影した中からわたしなりのベストショットを3枚ピックアップしてみました!

 1枚目はアドマイヤミヤビと担当厩務員である島さんのツーショット。ミヤビはほんと島さんに甘えながら遊ぶのが上手なんですよ。馬は厩舎では手足を出せませんから、遊ぶときは顔を使うことが多いように思います。

アドマイヤミヤビ

 ミヤビは顔を並べるように寄せてみたり、摺り寄せたり、ときにはこんなかんじで人の頭をハフハフしてみたり。とにかくこのふたり、仲良しでした。馬は喋れないので証拠はありませんが、信頼関係が裏付けられるように感じましたね。このコンビ、また秋に見れるのが楽しみです。

 2枚目はキタサンブラックの屈伸。これはつい最近、宝塚記念を負けた翌朝に撮った写真ですね。普段はGI翌朝の月曜日の取材はGI勝ち馬ばかりなのですが。この日は栗東トレセンにGI勝ち馬がいなかったこともあり、時間をかけて様子を見に行ったのを覚えています。とにかく無事なのか、とくに脚元が大丈夫なのか…。とにかく心配でしたが、担当の厩務員さんから「いまのところ大丈夫。食欲もありますよ」と無事を確認して何よりホッとしました。

キタサンブラック

 でも、勝ち負けを馬も理解しているのか、この日のキタサンブラックはちょっとご機嫌が斜めな印象でしたね。でも、怒るわけでもなく淡々と屈伸…。たまたま、かもしれませんけど、彼のひたむきさを垣間見た気がしましたね。

 3枚目はこのキタサンブラックの屈伸を撮ったのと同じ日に撮影したヘンリーバローズのショット。ほんと人懐こくて離れないので、撮るのがたいへんでした!以前連載にはもう少しヘンリーの顔がしっかり写っているものを掲載しましたが、今回は離れども離れども近づいてくるヘンリーのドアップを紹介します(笑)。

ヘンリーバローズ

 こんな甘えん坊さんもいよいよ今週の日曜日にデビュー戦を迎えますね。前川助手も「ちょっと幼いところもありますが、ゲートは速いし瞬発力があるし折り合いもつく」とベタ褒めしていますし、初陣からいい結果が臨めそうです。期待してます!

 というわけで、下半期も馬たちの普段のくつろいだ可愛らしい様子をお伝えしていきたいです。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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