函館記念は同年のGIや巴賞を使った馬が信頼できない
明日7月16日のWIN5は総出走頭数が72頭、総組み合わせ数が55万2960通り(土曜16時現在)。決して総組み合わせ数の多い回ではありませんが、1〜4レース目に15頭立て以上のレースが固まっていることもあって、難解な印象を受ける方が多いのではないかと思います。購入点数が膨らみ過ぎないよう、注意しながら馬を選んでいきましょう。
ただ、幸いなことに今回は5レース目のバーデンバーデンC(福島11R)が9頭立ての少頭数。多頭数のレースよりは絞り込みやすいはずですし、4レース目まで突破した後に(WIN5では押さえていない馬の)単勝を買うこともできますから、基本的に手を広げる必要はありません。上位人気の数頭、できれば1頭にまで絞り込み、その分だけ1〜4レース目のどこかを手広く押さえたいところです。
◆バーデンバーデンCはコスモドームに期待
1レース目は3歳以上1000万下のシンガポールTC賞(中京10R)。キンショーユキヒメ、タニノアーバンシーをはじめとする4歳勢が上位人気グループを形成するでしょう。
2レース目は3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別(福島10R)。こちらも4歳のウインオスカーらが注目を集めると思います。
3レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の函館記念(函館11R)。土曜16時の時点ではサトノアレスに支持が集まっており、ステイインシアトルが続いていました。
4レース目は3歳以上オープンの名鉄杯(中京11R)。3連勝中のオウケンワールド、善戦が続いているセンチュリオン、実績上位のマスクゾロあたりが人気を集めそうです。
5レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のバーデンバーデンC(福島11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気グループの支持はやや割れるかもしれません。
[伊吹式WIN5ランキング 2017年07月16日版]
1位 福島11R 2.コスモドーム
2位 福島10R 5.ウインオスカー
3位 函館11R 10.ステイインシアトル
4位 中京11R 9.センチュリオン
5位 中京10R 13.タニノアーバンシー
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 中京10R 6.カレンラストショー
7位 中京10R 5.タイセイアプローズ
8位 中京11R 4.オウケンワールド
9位 函館11R 7.マイネルミラノ
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 福島10R 4.ベルエスメラルダ
11位 福島11R 8.オウノミチ
12位 中京10R 8.フロムマイハート
13位 中京11R 3.コパノチャーリー
14位 函館11R 12.ルミナスウォリアー
【以上すべての馬を買うと144点買い】
15位 福島10R 14.タイセイラナキラ
16位 福島11R 1.ジャストドゥイング
17位 中京10R 2.ポポカテペトル
18位 中京10R 12.ダノンキングダム
19位 中京11R 15.マスクゾロ
20位 中京11R 13.マイネルクロップ
21位 中京11R 11.キクノソル
22位 函館11R 1.サトノアレス
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 函館11R 11.ツクバアズマオー
24位 福島10R 10.スーパーモリオン
25位 福島10R 7.ダイワエキスパート
26位 福島11R 6.トウカイセンス
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
3レース目の函館記念(函館11R)は前走好走馬を素直に重視したいレース。「馬齢が5歳以上、かつ前走の着順が7着以下だった馬」は2010年以降[0-0-2-54]と苦戦しています。また「馬齢が5歳以上、かつ“同年、かつJRAのGI”において出走経験がある馬」は2010年以降[0-0-0-12]、「“同年、かつ出走頭数が10頭以下だった巴賞”において出走経験がある馬」は2010年以降[0-0-0-11]。上半期にビッグレースを使った馬や、少頭数の巴賞を経由してきた馬は人気を裏切りがちでした。今年のメンバー構成ならステイインシアトル、マイネルミラノあたりを重視すべきでしょう。
5レース目のバーデンバーデンC(福島11R)はコース適性がポイント。「“福島芝1200mか小倉芝1200mのレース”において優勝経験がない馬」は2014年以降[0-0-1-18]と勝ち切れていません。北海道を除くローカル場、かつ右回りのレースが合いそうな馬に注目したいところです。楽しみなのはオウノミチ、コスモドーム、ジャストドゥイングあたり。ただ、5レース目であることを考えると、近走の内容が良いコスモドームを優先すべきだと思います。