先週16日、青森で行われたウインバリアシオン号のお披露目会を見に行ってきました!
この試みは今回が3回目。繋養主のスプリングファーム・佐々木さんが「普段は見学させてあげることができないので」ということでご厚意で開催されています。
わたしもバリとは1年ぶりの再会でしたが、ほんとに素晴らしい馬っぷり!細くもなく、太すぎることもなく、ちょうどいい体なんです。
普段、手入れをしている方のお話によれば、「昔は種牡馬といえば太らせたものだけど、今はそういうのは流行らない。このちょうどいい状態を維持するのが大変だけど、大事なんだ」とのことでした。
キビキビとしていて競走馬時代を彷彿させる動きだったので、嬉しくなって担当厩務員だった松永昌厩舎の竹邑さんやずっと調教パートナーを務めていた中山助手にもその様子を動画で送ったところ、
「これなら、まだ走れそう!!」
という嬉しいお返事が(笑)。最後、脚を引きずりながらトレセンを去った日のことを思うと夢のような光景に映ったに違いありません。
今年、初年度の産駒が22頭生まれましたが、その仔馬の評判がよく今年の種付けシーズンは51頭に種付けをし、総受胎率88%という結果を出しました。
「産駒は全体的にバランスがよく、見栄えのする馬が多いんです。そういった評判のよさはすぐに青森じゅうに広まりましたよ。嬉しい限りです」と佐々木さん。
来年のセリではバリの仔も登場するかもしれませんね〜。楽しみです。
ちなみに今回のお披露目会でバリは終始ご機嫌でした。そこで、放牧地以外に馬房でファンのツーショットを撮影する機会にも恵まれました。これも、集まってくださった皆さんがバリのご機嫌を損ねずに大事にしてくれるからこそできたこと。バリは本当にファンの方々にも恵まれていますね!来年もこういった機会が設けられるといいですね。
さて。来週はGIスプリンターズSですね。となると、取材しないわけにはいかないのがレッツゴードンキです。
ヴィクトリアマイルのあと、放牧に出て疲れをとっていたドンキ嬢ですが、春のダメージをしっかり取るために乗り出しが予定より遅くなったようです。
「キーンランドCを視野に入れていた時期もありましたが、無理をさせたくないのでここに照準をあわせました。年内の一番の目標は12月10日の香港スプリントです」と梅田師。
先週は岩田ジョッキーを背に坂路で53.5-38.3-12.1の時計を出していましたが、今朝も同じく岩田ジョッキーの騎乗でCW76.1-37.3-13.5の時計を出していました。「先週の追い切りでレースに向けてのスイッチが入ってきた。今週のもうひと叩きでさらに良くなるはず」と梅田師。
追い切り後に様子を見てきましたが、懸命にカイバを頬張っていましたよ!ほんと、いつ見ても可愛らしいお顔は相変わらず。見ているだけで癒されるし、応援したくなります。