前哨戦は実に中身のある内容 魅力たっぷりのダンスディレクター
◆1度使われたことでバランスが良くなっている印象
先週は我が母校でもある競馬学校へ行ってきました。
というのも11月にグリーンチャンネルで放送予定となる競馬学校の紹介映像の撮影に。約2日間に渡り、ボクシングの亀田大毅さん・お笑い芸人のテンゲンさんの二人、そして私の4人で参加させてもらいました。
亀田さんとテンゲンさん、共に長い時間を過ごすのは始めてだったのですが、馬券を買うからこその競馬好きが伝わる亀田トークと、筋肉競馬というネタを持ちながらも競馬無知な二人のやり取りが実に面白く、スケジュール的にはハードロケだったのですが、まったくもって疲れない楽しいものとなりました。
特に亀田さんにおいては、特殊な環境の中で育ち、人間不信となる出来事なども乗り越えての道のりもあってか、心根の優しさやピュアさ、周囲へのさりげない気遣いなどには精神年齢の高さというか人間的な魅力に触れ、見習うべき点も感じました。
また私の時代とは違う騎手の世界。その現状を踏まえた上で試行錯誤されてきた現在の教育方針など、今の騎手候補生を育てる競馬学校の実情が見えてくるとも思います。機会があれば、是非ともご覧になってください。
さていよいよ秋競馬第1弾となるG1「スプリンターズS」が行われますね。
休み明けとなる馬もいる中、前哨戦を終えた時点で魅力を感じたのがダンスディレクター。前回のセントウルSは休み明けに加え、体も細く映り、決して状態そのものは良いと思えない中、課題のスタートも出、最後もこの馬の武器である末脚を披露しての3着と、実に中身のある内容でした。1度使われたことで、この中間の体の張りも前走時よりは膨らんでおり、最終追いきりでの脚の運びもバランスが良くなっている印象を受けます。
しかしその一方で、直線の長いコース向きと思えるので中山の舞台は決してプラスでない点に加え、ゲートが五分に出れれば、ペースが流れれば、と何かと条件が向かないと厳しいところも…。
そう考えると、レッドファルクスが安定感・安心感という意味ではあるのかな…とも。追いきりの動きも抜群でしたし、香港帰りで状態がイマイチと思えた高松宮記念での見せ場ある3着の走りには、改めてこの馬のポテンシャルの高さを感じた経緯も…。もう少し悩んで結論をだしたいとも思えますが、上記2頭が印の中心とはなります。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。