
▲佑介騎手悶絶の障害レーストーク、第2回のテーマは『どういう馬が障害に合うのか?』
障害マニアの佑介騎手が気になっているポイントが、「どういう馬が障害に合うのか?」。慎重な馬と怖がらない馬ではどちらが向くのか? 白浜騎手・高田騎手のふたりはそろって、意外な答えを口にしました。実際、最初から素質を見せる馬もいれば、数か月かかって変わる馬もいるそうで、現役最強障害馬のオジュウチョウサンは、実は後者。オジュウチョウサンはなぜこんなにも強くなったのか? 障害で成功する馬に必要なものとは? (取材・構成:不破由妃子)
(前回のつづき)
最強は“飛びが大きくて器用”相反するものを持ち合わせている馬
佑介 この前、自分が乗っていた馬が障害にいくことになって、トレセンの障害コースでスクーリングをさせてもらったんです。
白浜 佑介、障害コースに入ったんや。あんまりないよね?
佑介 ないです、ないです。トレセンとはいえ、あの最後の障害、デカイですよね。前に立ったけど、これは絶対に飛べないと思った。
白浜 そうだろうね。俺たちは木を跨がせるところからやってるから。

▲最終的には大きな障害を飛べるほどになるものの、最初の一歩は「木を跨がせるところから」と白浜騎手
佑介 僕ね、どういう馬が障害に合うのか、すごく興味があるんです。逆に、「あの馬、障害にいったとしたらどう思う?」って聞かれることもあって、自分なりに判断材料はあるけれど、僕にはそれを確かめる術がありませんからね。
高田 「メイショウソラーレは、絶対に障害は合わない」って言ってたよな。
佑介 はい。絶対に合わないと思ってたんですけど…。
高田 3連勝したやん(笑)。
佑介 はい…(苦笑)。実際、最初に一本、木を跨ぐときに、ゆっくり脚を上げて跨ぐような馬がいいのか、あるいは平気でゴンゴンぶつかっていくような馬がいいのか。最終的にどっちが作りやすいんですか?