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秋華賞制覇へ!キャロットクラブが放つ“三本の矢”――リカビトス陣営に聞く(2)

  • 2017年10月13日(金) 18時00分
リカビトス

▲キャロットクラブの第三の矢、唯一無敗のリカビトス。奥村師が語る強みとは




リカビトス奥村武調教師
「サラブレッドの鑑みたいな馬ですね」


 奥村師がリカビトスを初めて見たのは同馬が1歳の時だった。

「小さい馬でしたけど、いかにもバネがありそうでバランスがとても良かったですね」

 出会いから好印象だった同馬は2歳となり、奥村厩舎に入厩してきた。師が考えていた以上にスムーズに調整が進み、10月23日に新潟競馬の芝1600mでデビュー。吉田(隼)騎手の手綱で見事に初陣を飾った。だが真面目さゆえにレースでは全力を出し切って走ってくる。さらに体質的に弱さを抱えていたため、競馬後のダメージが大きく、回復にも手間取った。それを考慮して十分にレース間隔をあけ、疲れを癒して迎えた2戦目は3月12日の中山芝2000mの500万下。師が想像した以上にメンバーが揃っていた。

リカビトス

▲体質の弱さもあり、競馬後のダメージが大きく回復に手間取ることもあった


「体が小さいわりにはフットワークが大きい馬なので、距離延長はマイナスではないと思いました。ただメンバーが強かったですし、久々の競馬で距離も右回りも初めてでしたから、まずは

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