▲マイケル・タバート氏をゲストに迎え、オーナー×ジョッキーの異色対談がスタート!
今回はコラム史上初“オーナー”をお迎えしてお届けします。ゲストは“ハナズ”の冠名でお馴染みのマイケル・タバートさん。オーストラリア出身で、現在は日本で活躍するビジネスマン。代表馬のハナズゴールでは、故郷オーストラリアのGIを勝利。最近は個人馬主の枠にとらわれず、クラブ業界に参入するなど、マルチな才能を発揮しています。このふたり、一般的にイメージするオーナーとジョッキーという間柄ではないそうで…!? (取材・構成:不破由妃子)
「マイケルはいつもジョッキーの事情を汲んでくれちゃう」
佑介 マイケル、今日は僕のために時間を作ってくれてありがとうございます。
タバート どういたしまして。佑介が相手だと、ついついいつもの調子で喋ってしまうから、失言しないように気を付けないと…(苦笑)。
──お二人は「馬主とジョッキー」という関係を超えた“飲み仲間”だそうですね。
佑介 “飲み仲間”というとちょっと語弊がありますけど…。初めてお会いしたのが飲みの席だったんですよね。
タバート うん。僕が馬主になる前でね。
佑介 以来、お会いするのは、ほとんどが飲み会の場で。
タバート そういえば、お酒抜きではあんまり会ったことないよね(笑)。さっそくだけど佑介、菊花賞はあと少しだったねぇ。あの展開で差されるなんて…。
佑介 夢を見たのは、ユタカさん(ダンビュライト5着)を交わしてからミルコに交わされるまでのほんのわずかな時間だけ(苦笑)。
── 一瞬とはいえ、さぞ高揚したのでは?
佑介 いえ、