豪は日本のようにキレる馬や初速が速い馬が少ない
netkeibaをご覧のみなさん、こんにちは。小崎綾也です。
もう前回のコラムから2週間が経ちました。なんだかアッという間です(笑)。
オーストラリアでは先々週の土曜にCox Plate(G1・芝2040m)が行われ、Winxが3連覇の偉業を成し遂げました。Winxは今回の研修先であるクリス・ウォーラー厩舎の管理馬で、今ではオーストラリア中の人達が応援している名牝です。レース当日の競馬場は、「Go Winx」と書かれたグッズを手に応援するファンで埋め尽くされ、SNSには#GoWinxというハッシュタグが溢れ返っています。そういう現象からは、オーストラリアの人達の競馬愛が伝わってきますね。
一方、Winxが勝ってくれたことで、厩舎内は安堵の様子。厩舎の一員である僕も同じ気持ちでした。Winxを筆頭に、多くの馬がいるこの厩舎、この環境で、日々馬に乗れていることを嬉しく思います。
現在、僕の担当馬は5頭。調教後、決められた時間にブラッシングなどをするのですが、みんな大人しくしてくれているので助かっています。調教をするのも飼い葉をあげるのも担当馬だけではないので、担当馬とはいえ、やってあげられることは少ないですが、普段のこういう仕事も楽しいです。
担当馬には、まだレースで乗ったことがないので、いつかそういうチャンスがきたらいいなと思っています。
肝心のレースですが、前回のコラム後、土曜1鞍、木曜1鞍、土曜1鞍をすべて異なる競馬場で騎乗しました。JRAのニュース等でご存知の方もいらっしゃると思いますが、結果は3着、4着、2着と未勝利に終わりました。本当に悔しいです。