レースを使っていくことで、適性を見極めることができる
2017年もあと1カ月を切りました。地方競馬を見る体に慣れている身とすれば、毎日どこかで競馬が行われ、しかも複数の競馬場をチェックします。それが週末の中央競馬と重なれば、必然的にレースチェックが忙しなくなります。「競馬をやっていると、1年が経つのが早い」とよく言われますが、中央競馬でも週単位で動く訳ですから、時間の経過が早く感じるのも当然でしょう。それが年々、より早さが増している感じがしてきたのも、年を重ねた証拠でしょうか…?
さて、3日にはノルマンディーオーナーズクラブのパーティーに参加しました。今年はダートグレード「黒船賞」をブラゾンドゥリスが制し、クラブ初のJRA重賞勝ちとなった「京都新聞杯」のプラチナムバレット、さらに新潟名物の直線1000mで3連勝中のアペルトゥーラといった活躍馬を送り出しています。クラブ設立は2011年と新しい部類ですが、年々存在感を増し、会員数も増えてきているノルマンディーオーナーズクラブ。その最たる要因は、1頭当たりの出走回数にあると感じます。
クラブ初のJRA重賞勝ちとなった「京都新聞杯」のプラチナムバレット(c)netkeiba.com
中央競馬では、1頭の年間出走平均回数は約5走で近年はずっと推移しています。となると、2カ月に1回ペースをさらに下回る状況が、多くの馬に当たる訳ですが、これだと好走機会がないと趣味として続けるには厳しい状況だと思います。出走すれば、運なども含め勝つチャンスは巡ってきます。特に、今月から始まった中山競馬と中京競馬は、波乱の連続でした。3日中京7Rの3連単の払戻金は、2294万6150円という記録的な配当が飛び出すなど、馬券を買う側は難しい1週間となりました。
アペルトゥーラは、9戦未勝利で一旦園田へ移籍し、3勝して中央に再転入しました。園田1400mの持ち時計は1分28秒7でしたが、500万で通用する時計は1分29秒台というのが経験則であり