▲"馬場マニア"の小島友実が、甲子園球場のグラウンドを管理する阪神園芸を直撃!(写真:ベースボール・マガジン社)
10月14日から17日にかけて行われたセ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ、阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズのグラウンド整備で一躍脚光を浴びた阪神園芸。雨でドロドロになったグラウンドを整備した巧みな技はニュースやツイッターなどでも大きな話題となりました。実はあまり知られていませんが、阪神園芸とJRAの馬場造園課は、以前から意外な繋がりがあるのです。そこで今回は馬場マニアの小島友実が阪神園芸へ突撃インタビュー。グラウンド造りに懸ける思いやJRAとの関係について、3日連続でお伝えします。(取材:小島友実)
小島 今回はお忙しいところインタビューにご協力頂きまして、本当にありがとうございます。阪神園芸株式会社、スポーツ施設本部、甲子園施設部長の金沢健児さんにお話を伺います。あのクライマックスシリーズの後、反響はいかがですか?
金沢 今回は凄かったですね。私自身、20社以上の取材を受けましたし、まだまだ明日も明後日も取材が続きます。
▲阪神園芸株式会社 スポーツ施設本部甲子園施設部長・金沢健児さん
小島 そんなに!ファーストステージの時、私がツイッターで、「今から約30年前、JRAがオーバーシード(芝を一年中、緑色に保つ手法)を導入する前、阪神競馬場の馬場造園課にいた当時のJRA職員が、既にオーバーシードを導入していた甲子園球場へ勉強に行ったと聞いた事がある」と呟いたら、400リツイートを超えたんですよ。阪神園芸は注目度の高い会社ですし、野球と競馬では競技が違いますが、グラウンド造りという事で何か共通点があるかもしれない。それで、阪神園芸さんに取材に行きたいと思ったんです。そもそも、甲子園球場が