▲パドックでの様子
暇な時間ができないよう、より忙しさを求めて頑張りたい
こんにちは。坂井瑠星です。
オーストラリアに来てから間もなく1カ月、競馬に乗り出してからは約2週間が経とうとしています。レースで上位争いができたのは、当日騎乗予定だった騎手がこなかったため、急きょ乗り替わりで騎乗したときの3着のみと、悔しいレースが続いています。
何度か有力馬の依頼がありましたが、馬場や天気、枠順等によってスクラッチ(出走取り消し)が重なり、あまりいい流れではありません。
今週末は天気もよさそうで、少しチャンスがある馬に乗る予定です。今から楽しみにしています。
こちらの生活にはだいぶ慣れましたが、唯一慣れないのが車での移動です。近い競馬場は30分くらいで行けますが、遠いところでは4時間近くかかることもあります。朝の調教も、前半は拠点としているフレミントンで乗り、後半はほかの競馬場へ1時間かけて移動して調教に乗ることも多々あります。現時点でも10カ所は回っていますが、まだ行っていない競馬場も数え切れないほどあります。移動は大変ですが、本当にいい経験です。
ここでオーストラリアでの僕のある1日の流れを書きたいと思います。
2時50分 起床。日本にいる時よりかなり早い!3時10分 出勤。3時20分 到着。日課である馬房掃除をします。▲朝の馬房掃除
4時20分 調教開始。この日は8頭に騎乗。トライアルがあれば10頭くらい乗ります。▲調教に向う様子、着ているのは矢作厩舎のジャンパー
▲調教の様子
8時30分 調教終了。最後に乗った馬の手入れをし、洗濯、掃除、その他雑用が日課です。9時30分 朝の仕事終了。9時40分 帰宅。シャワー、朝食。その後2時間ほど仮眠。13時 Kyneton競馬場へ向けて出発。14時 到着。馬場を歩いて作戦の最終確認をします。16時〜17時 レース。この日は2鞍騎乗して8着、9着と残念な結果でした。18時 シャワーを浴びて、馬具を綺麗にしてから競馬場を出発。19時 帰宅。19時30分 夕食。20時30分 帰宅。騎乗したレースのVTR等を確認。21時 就寝。 この様なサイクルでレースがある日は過ごしています。
日本にいるときとはまったく違う流れなので疲れますが、そこは若さでカバーです!
寝て起きたらまたフレッシュな状態で一日がスタートします。忙しいですが、オーストラリアにきてからというもの、忙しいのはいいことだなと思うようになりました。暇な時間ができないよう、これからもより忙しさを求めて頑張りたいです。
最後にお知らせをひとつ。1月23日に高知競馬場で行われる「全日本新人王争覇戦」にJRA代表として出場することが決まりました。
その週は、もともと騎手免許試験の面接があって帰国予定だったので、ちょうどいいタイミングでした。
1月27日、28日はJRAで騎乗する予定になっているので、少しでも成長した姿を見せられるように頑張ります!
▲模擬レース騎乗時