【古谷剛彦のクラブライフ】馬産地の大イベント“種牡馬展示会”約160頭の種牡馬が登場
輸入種牡馬のザファクターとアメリカンペイトリオットの印象
2018年になったかと思えば、熱戦が続いた平昌オリンピックも終わり、あっという間に3月を迎えました。種牡馬展示会が実施された時とオリンピックの時期が重なっていましたが、ブリーダーズスタリオンステーションの展示会の日は、ちょうどスノーボード男子ハーフパイプの決勝が行われていました。生産者の方々も、やはり気になっており、展示会が始まるギリギリまで、そして終わった後はテレビに釘付けとなっていました。
その時も含め、オリンピックでスノーボードに関する競技を解説されていた中井孝治さんの声が、僕に非常に似ていると、多くの方に言われました。自分の声って、あまり意識せず、しかも自分が聞こえるものとは違うので、改めて解説を聞いても自分ではよくわかりませんが、色んな場面で言われると気になるものです。元々、物まねは好きな人間で、競馬実況アナウンサーや解説者のレパートリーはあるので、競馬とは違う分野でも、似ている声があるというのは嬉しく思います。
話が逸れてしまい、申し訳ありません。本格的に出産、種付けのシーズンとなるこの時期の、馬産地の大きなイベントである種牡馬展示会が、2月上旬から中旬にかけて行われました。9カ所のスタリオンで、約160頭の種牡馬が展示されました。今年の配合はすでに決めている生産者の方々は多いと思いますが、改めて馬体や歩様、気性などをチェックして最終的な判断をしたり、実際に見て良い馬だと思えば配合変更を決めることもあるそうです。
各種牡馬の馬体の特徴、歩様の雰囲気などをしっかりチェックする機会として、僕らも大変勉強になります。生まれてくる子供たちは、人間と同じく、父や母とどこが似ているのかを考慮して幼駒を見ます。クラブの募集時期に