▲“あっち行けパンチ”再び!? 詳しくは第3回の記事をご覧ください
今回がふたりの対談の最終回。中山大障害の回顧から年の差16歳の意外な関係まで、実に様々な話が飛び出しました。最後は、障害2000回騎乗を区切りに引退することを発表した林騎手のこと。取材時点で1988回騎乗。そのうち落馬が106回というまさかの数字も。引退決意に至った経緯とは。
そして迎える大一番、中山GJ。「もう一度だけアップとGIを勝ちたい」そうもらした林騎手。自身にとってもおそらくこれが最後のGI。対して石神騎手も、絶対王者として負けられないだけでなく、カラジ以来の3連覇という偉業がかかっています。ふたりの夢と意地がぶつかり合う一戦を前に、それぞれの思いを赤裸々に語ります。
(取材・文:不破由妃子)
【障害レース特集】
中山GJへのカウントダウン!『障害レース特集』と題しまして、本対談の後には、豪華21名の障害ジョッキーたちが登場。感動、スゴ技、ハプニング…などなど「これだけは絶対に見るべき!」というレースを、中山GJの10日前からカウントダウン形式で日替わりで発表していきます。お楽しみに!
「心なんて100回以上折れてるよ(笑)」
──今年1月、林さんは障害2000回騎乗を区切りに引退することを発表されましたね。
林 はい。引退まであと12回(取材時点)。
石神 ということは、今の時点で障害1988回騎乗ですか。その数字自体がすごいですよね。
林 そのうち落馬が106回……って、競馬ブックに書いてあった(苦笑)。
石神 そうかぁ。じゃあ20回に1回以上落ちてるわけですね。
林 ちょっと多いよな(苦笑)。
──2015年に中山グランドジャンプを勝ったときのインタビューで、「乗れるところまで乗りたい」と答えていらっしゃいましたが、そこからどういう心境の変化があったのですか?