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強かったサングレーザー&サトノワルキューレ、そして春の天皇賞

  • 2018年04月27日(金) 12時00分


◆今まで見てきた中でも1番の雰囲気のよう

 今週から6週連続G1レースとなりますね。

 その前に少し先週の競馬を振り返りたいと思いますが、マイラーズCでのサングレーザー強かったですね。

 もともと能力の高さを3歳時から感じていましたが、開幕週とは言え先行有利の馬場ではなかった点と、ペースも流れスムーズな立ち回りができたことが大きな要因だったように感じます。

 そして、ようやく480kg台で競馬ができるようになったとは言え、体を見るとまだまだ成長途上な気もするだけに、逆を言えば、それだけノビシロもあるような気がし、今後がほんとに楽しみです。

 一方、東京で行われたフローラSですが、こちらもサトノワルキューレの強さが際立つものでしたね。

 開幕週の馬場でスローペースの中を最後方の大外から差しきるのですから、ほんとに強いの一言。

 デムーロ騎手も、馬の強さとリズムを大事にしての乗り方。さすがだなぁ〜と思いましたし、距離が増してさらに良いタイプなだけに、オークスが楽しみとなりました。

 さぁ今週は、春の天皇賞となります。

 能力的に見たらシュヴァルグランとなる気がしますが、前走の大敗があるだけに心配をされる方も多いことでしょう。

 馬の状態としては、ユルカッタ前走時とは違い張りもでています。

 最終追いきりに跨ったボウマン騎手は、「何よりも気にしていたのは、馬のメンタル」とした上で、「この感じなら大丈夫。ハッピーだよ。前走においては、自分は乗っていないけどレース前から2000mという距離とコースそのものが合わないと思っていたから着順は気にしていない」と、キッパリでした。

 また個人的に気になったのが、レインボーラインの気持ち。朝、報道陣が多数つめかける場所にきてもノンビリ。陣営と馬が醸し出す余裕度に、3200mが要求するものを持っているように思えますし、華奢だった体が一変しており今まで見てきた中でも1番の雰囲気のようにも…。

 また10歳馬とはなりますが、静かな闘志を感じるのがカレンミロティック。ここ最近に感じられなかった良いケハイ。アナドレナイ気がします。予想や馬券の買い目はもう少し検討して決めますが、皆さんはどうお考えですか?

 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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