前回4月22日のWIN5は、単勝7番人気の馬が2勝した影響もあり、836万3170円とやや高めの配当で決着しました。単勝1番人気の支持に応えたのは、5レース目のフローラS(東京11R)を制したサトノワルキューレのみ。同馬の手綱を取ったM.デムーロ騎手はWIN5対象レースにおける通算勝利数が81となり、騎手別勝利数ランキングのトップを快走しています。
また、2レース目の鎌倉S(東京10R)を単勝7番人気のメイショウボンロクで制した池添謙一騎手は、4月8日、4月15日に続き3週連続でWIN5対象レースを勝利。2011年のWIN5対象レースで全ジョッキー中トップの勝利数(11勝)をマークするなど、もともとWIN5とは比較的相性の良い騎手ですし、引き続き注目しておくべきかもしれません。
明日4月29日のWIN5は総出走頭数が74頭、総組み合わせ数が64万6272通り(土曜16時現在)。5レース中3レースが16頭立て以上、残る2レースが12頭立て以下と、出走頭数に開きのあるレース構成となりました。
◆端午Sは距離適性とキャリアを重視したい
1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の晩春S(東京10R)。ここ2戦連続で2着に好走しているレインボーフラッグらが上位人気グループを形成しそうです。
2レース目は3歳オープンの端午S(京都10R)。実績上位のハヤブサマカオー、メイショウオーパスあたりに支持が集まるのではないかと思います。
3レース目は4歳以上オープンの谷川岳S(新潟11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
4レース目は3歳オープンのスイートピーS(東京11R)。こちらも比較の難しいメンバー構成ですが、人気の中心は実績上位のゴージャスランチ、戦績に安定感のあるミュージアムヒルあたりでしょう。
5レース目は4歳以上GIの天皇賞(春)(京都11R)。土曜16時の時点ではクリンチャー、シュヴァルグラン、レインボーラインらに支持が集まっていました。
[伊吹式WIN5ランキング 2018年04月29日版]
1位 京都10R 9.メイショウオーパス
2位 京都11R 12.レインボーライン
3位 東京10R 15.レインボーフラッグ
4位 新潟11R 3.タイセイサミット
5位 東京11R 9.ノーブルアース
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 東京11R 7.ゴージャスランチ
7位 新潟11R 1.スターオブペルシャ
8位 東京10R 17.クライムメジャー
9位 京都11R 11.シュヴァルグラン
【以上すべての馬を買うと16点買い】
10位 京都10R 7.ハヤブサマカオー
11位 東京11R 3.ミュージアムヒル
12位 新潟11R 5.ミッキージョイ
13位 東京10R 11.バリス
【以上すべての馬を買うと108点買い】
14位 京都11R 4.カレンミロティック
15位 京都10R 10.テイエムディラン
16位 東京11R 6.ジョブックコメン
17位 東京11R 5.ロフティフレーズ
18位 東京11R 10.ダンシングチコ
19位 新潟11R 2.アポロノシンザン
20位 新潟11R 14.トウショウドラフタ
21位 東京10R 7.パルティトゥーラ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】
22位 東京10R 5.リライアブルエース
23位 京都11R 8.クリンチャー
24位 京都10R 8.メイショウラビエ
25位 京都10R 2.メイショウタイシ
26位 京都10R 11.バイラ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目の天皇賞(春)(京都11R)は実績馬が強いレース。「“JRA、かつGI、かつ天皇賞(春)を除くレース”において3着以内となった経験のない馬」は2011年以降[0-1-3-72]と苦戦しています。また「父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬」は2011年以降[0-2-1-43]、「父にディープインパクトを持つ馬」も2011年以降[0-1-1-11]。今年のメンバー構成なら、実績上位のシュヴァルグラン、レインボーラインを素直に重視したいところです。
2レース目の端午S(京都10R)は距離適性がポイント。「“JRA、かつ1400m以上のレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-0-0-30]なので評価を下げるべきでしょう。なお「出走数が4戦以下だった馬」も2013年以降[0-0-1-15]と連対例なし。キャリアの浅い馬は人気を裏切りがちでした。注目はやはりメイショウオーパス。前走の内容を含め、特に不安要素が見当たりません。