▲無駄肉がなく研ぎ澄まされた馬体に仕上がっているジェネラーレウーノ(C)netkeiba.com
出走18頭のレース1週前の調教をレポート。各陣営とも明日、明後日に当週追い切りを行うが、1週前の状態をチェックしておくことは馬券攻略に欠かせない。
良化を見せる有力馬の中でもワグネリアンの動きが光る
アドマイヤアルバCWで北村友を背に実質半マイル追い。同じ厩舎の併せ馬が加わり、直線は4頭が並ぶ形。右手前のままだったが、他馬を気にせず高い集中力を発揮。好調だ。
エタリオウCWでトリコロールブルー(牡4・オープン)と意欲的な併せ馬。多少クビを外に向けていたが、ボウマンの手腕なのか悪癖のモタれる面を見せずいい推進気勢。
エポカドーロCWで攻め走るコーカス(牡4・準オープン)を追走して併入。手応えは劣勢だったがしっかりと負荷を掛け、大きいストライドでしっかりと加速した点は評価。
オウケンムーン先行する形で併走馬に手応え劣勢。頭の高い走法で推進力に欠け、グリップの効かないウッドでは動けず、ケイコ駆けしないタイプ。順調でも上昇度は…。
キタノコマンドール2週続けてCWで3頭併せを敢行したが、17日は2頭に追い比べで見劣った。ただゴールを過ぎてもハードに追われており、とにかく熱っぽい攻め過程。
グレイルパワーに勝るフットワーク。それでも先行馬に追いつくまでの鋭さはさすが。相手も動いたためにゴールまで首の差は縮まらなかったが、雰囲気は申し分ない。
コズミックフォース角馬場→ウッドコースで大きめのキャンター。こじんまり映った前走よりも馬体の迫力を戻してきたが、うるさくなりしなやかさが薄れたことはマイナス材料。
ゴーフォザサミット蛯名を背にウッドコースで半マイル追い。単走で馬の気に任せた内容のため直線ではフワッとしたところを見せたが、体全体を使った走りで毛づやも冴える。
サンリヴァル坂路で重賞ウイナーのヒーズインラブと併せ馬。右手前のままだったりふらついたりと課題はまだ残るが、前向きさを存分に発揮して先着。元気一杯だ。
ジェネラーレウーノ先行馬を一瞬のうちに捕らえ、抜けた後は気を抜かぬようにムチを2発。気の悪さを見せず走りに集中できているのは何より。無駄肉がなく研ぎ澄まされた馬体。
ジャンダルム長めを折り合い重視から直線でハミをかけて脚を伸ばす。突っ張った前さばきで回転力で勝負するタイプだけに、距離、東京コースへの対応は課題だろう。
ステイフーリッシュ中2週での関東遠征。共同通信杯を糧にダービーを意識することなく自然体の調整。1週前は坂路で大きめを乗られているが、馬体減りはなく活力十分。
ステルヴィオ走りに余裕が出て脚の運びが大きくなり、明らかにフットワークが変化。余裕十分の手応えで先行馬に先着と、動きも文句なく、短期間で大幅良化。
タイムフライヤー追い切りでは鞍上と2度目のコンタクト。行きたがりギアが切り替わらなかった前回と違い、最後にしっかり反応して豪快に先着。前回以上の走りを望める。
ダノンプレミアム川田を背にCWで同厩舎の併せ馬を追い掛けたが、道中の折り合いは◎。直線もダイナミックなフォームで反応良く鋭い伸び脚。不安一掃の1週前追いだ。
テーオーエナジーレース後13日目だが、単走で強めに追われて坂路1F12秒0を計測、攻め駆けタイプだが、相変わらず活気に満ちあふれた走り。疲れの心配は皆無だ。
ブラストワンピース1週前の時点では太め。そのため4角からモサッとした面をのぞかせたが、ラストまで気持ちを乗せてキッチリ先着。大跳びでスピード感に欠けても脚力は十分。
ワグネリアン皐月賞とは違い攻めの姿勢。馬体減がなくトモのたくましさを増したことで後肢の踏み込みが深くなり、体を大きく使えるようになった。変わり身は1番。