◆情報不足が故に狙い目な海外トレセー組
ドラフト時には情報不足からあまり人気にならないが、下位で指名すればけっこう貢献してくれる海外2歳トレーニングセール組。そのトレセー組について今回は触れてみよう。
例年だとこの時期に厩舎が決まっていることが多いのだが、今年はまだ公にアナウンスできる状態ではないので、もう少しざっくりしたところを。OBSセールでノーザンファームが購買した3頭はいずれもNF早来で調整中。私が推しているItsmyluckyday×Briecatの牡馬は約500キロ、Curlin×Judith Basinの牡馬は約530キロ、Pioneerof the Nile×K. D.'s Shady Ladyの牝馬は約480キロというところ。いずれも坂路ハロン15秒あたりを順調に乗られているとのこと。
ファシグティプトン・フロリダ組の3頭はNF空港での育成。Shanghai Bobby×Conway Two Stepの牝馬は約500キロ、Cairo Prince×Dattts Lady Diの牡馬は約520キロ、Cairo Prince×Spanish Postの牝馬は約480キロ。この3頭では母Conway Two Stepの牝馬が坂路16秒あたりを乗ってやや先行しているが、周回メインの残り2頭とさほど大きな進捗の差はないようだ。
いずれにしてもやっと着地検査が明けるか明けないかくらいのタイミングなので、現時点での進み具合を気にする必要はない。どの馬もこのまま順調にいけば秋には出てきてくれるはずだ。
社台ファームがファシグティプトン・フロリダセールで購買したSquare Eddie×Silar Rulesの牝馬は山元ではなく千歳で着地検疫を受けたとのこと。こちらも明けてすぐ使うようなスケジュールではなく、順調だがじっくりと進めていくようだ。