◆馬は人の顔と声で心を読む
先週はいろいろな方とお逢いする機会があり、刺激を頂けた週でしたぁ。
このnetkeibaさんでは過去、「ホソジュンのステッキなお話」と題し、競馬関係者との対談コーナーを設けさせてもらい本にもなりましたが、あの時期に様々なことを感じさせてもらいました。
その対談コーナーが終わって早6〜7年あたりになるのかな?
そろそろ復活までとはいかないものの、直接お逢いしてお話を伺ってみたいなと思う方もおり、今回ワガママを言って北海道大学の准教授・瀧本先生と東京大学大学院生の中村さんとの対談をさせてもらいました。
内容は「馬は人の顔(表情)と声で心を読む」ことに関しての研究発表。
近々掲載となりますので、是非お目を通して頂ければ、より馬という生き物を感覚ではなく理論的に理解でき面白みが増すと思いますよ。
さて先週の競馬ですが、関屋記念においては、やはり北村宏司騎手とプリモシーンは手があいましたね。
51kgと外枠、年齢を重ねて自分自身の気持ちのコントロールも前よりできていたようにパドックでも見受けられましたが、返し馬の際の誘導やレース運びは、さすが数々の馬と向き合い調教に手を抜かない北村騎手ならではといった感覚に思えました。
さて今週は北九州記念と札幌記念となります。
現時点で北九州記念は、追いきりの動きが良かったのはナガラフラワー。夏と小倉という好条件ではアサクサゲンキ。そして取材での好感触はアレスバローズ。いつも的確なジャッジをする元騎手の柴原助手が、
「前走から何か馬が違う。幅もでたし、落ち着きもあり、スガルサも」と。この馬は、どのポジションで競馬ができるか? 流れにのれるか? がカギ。そこはコンビ復活となった菱田騎手に期待です。そして前走の内容と中間のケハイからセカンドテーブルもアナドレナイ気がします。
一方の札幌記念は、函館記念を終えた時点でサクラアンプルールに期待をしていたのですが、追いきりの動きが前回や昨年よりも心なしかコジンマリとして見えるところも…。
対象的にサングレーザーは滞在競馬と年齢を重ねてもあって華奢な体付きからオトコ馬のような容姿に一変。折り合い面の課題がないとはいえない中で4つのコーナーと距離延長は条件的には厳しい気もしますが、成長力と輸送なしでレースにのぞめる環境は魅力です。
あとはミッキースワローかな。この馬もテンション的に滞在競馬、輸送がないのがプラスと働くと思えます。結論は、もう少し悩みたいと思いますが…。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。