関西も阪神が終了して、小倉がスタート。新潟が始まり、函館の出走頭数も増えて、全面的なローカルシーズンに突入した。
かつてと異なり、輸送は便利になったから意欲的な厩舎はどこへでも遠征していく。左回りで高速の芝の新潟、同じ夏の高速レースでも右回りの小倉。タフな芝で1200mが1分10秒前後もかかる函館(新潟や小倉なら1分07秒台)、コースに合わせての遠征が多くなる。
新潟へ遠征してくる関西馬は、小倉へ行くより近くて便利なこともあるが、狙いは長い直線の外回りと、左回りにある。
新潟11Rのシルクディレクターは、前走の阪神でも2着したくらいで、まったく右回りがダメというほどではないが、ダート、芝を合わせ右回りは[0-2-0-8]。勝ったことがない。一方、左回りは[3-1-0-2]。初勝利は新潟ダート、2勝目は東京芝、3勝目は新潟の芝。ここは予想通りの狙いを定めての遠征になる。
昨年春、初の芝1600mになった東京でいきなり1分33秒4の好時計で快勝。2度目のマイル戦が昨年のこの豊栄特別で1分33秒5。この時はわずかに差し届かずの2着だったが、8月の1000万下特別は大外に出し、1分32秒9(上がり33.6秒)で圧勝している。その勢いで菊花賞に挑戦したほどだが、OP、準OPでは右回りもあってあと一歩だった。
今回は待望の左回り1600mで、あまり強敵もいない新1000万下。好走必至だろう。牝系はメジロティターン、メジロライアンのシェリル系で、本格化はこれからだ。相手妙味はそのメジロライアン産駒で、ミスターシービーの一族のマリウス。昨春の新潟、スローとはいえ、上がり32.8秒で1600mを勝っている。
函館11R。大接戦で難しいが、久しぶりの函館で、久しぶりの1200mに出走するカラメルアートは、1分10秒前後の函館の芝は合うはずだ。