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先週の競馬、そしてオールカマー

  • 2018年09月21日(金) 12時00分


◆前哨戦を振り返れば…

 先週は3日間開催と凱旋門賞に向けた戦いフォワ賞と、競馬満載日でしたね。

 土曜だけは自宅で競馬中継を見ながら過ごしましたが、日曜・月曜は中山で競馬を観戦。

 特に月曜日に行なわれたセントライト記念は、好メンバーが集結。

 勝利したジェネラーレウーノは、改めて気分屋さんだと再認識すると共に、タニノフランケルが大逃げをした点からペースを考えると、勝ち馬は実質的にスローでリズムよく運べたこともあり、それも勝因の1つだと感じました。

 しかしながら、今回のように自分のリズムで運べた時は強さを発揮する馬。そういった点では、菊花賞での逃げきりもありえそうな気も…。

 一方2着となったレイエンダにおいては、体もまだオコチャマな印象でしたし、キャリアの浅さや、中山の2200mというタイプではない点から考えても、負けはしたもののポテンシャルの高さを証明する走りだったように思えます。

 逆に残念だったのがギベオン。パドックでの仕上がりが良く見えただけに、あの止まり方は距離なのかもしれませんね。

 また状態がもう1つ良くなってきていないと野中師が話していた中で3着となったグレイル。師は、これを使ってどっちにでるのかも分からないと話されていただけに、次に向けての中間のケハイがとても重要となってくる気がします。

 そして日曜日に行われたローズSですが、こちらは全く予想とは反する結果に。と言うのも春から体重がマイナスでの出走となったカンタービレとは…。距離の適性とルメール騎手の気分を損ねない誘導も良かったのでしょう。そして前哨戦を振り返れば、ノームコアもカンタービレもルメール騎手。凄いなぁ〜と思います。

 さて今週は、神戸新聞杯とオールカマーですが、オールカマーから栗東馬情報を。

 陣営が好感触をもって送り出すのが、アルアインでした。香港では難しさをだしての調整だったことから、この中間は坂路中心に切り換えての調整ではありましたが気分を損ねず「走れる状態にありますよ」と音瀬助手でした。またダンビュライトにおいては、1週前から、ようやく状態がアップしてきた様子。

 持久力タイプなだけに中山2200mは好条件の舞台、大崩れはない気がします。

 一方、状態と気持ちがピリッとしてこない印象を受けたのがガンコ。担当の中村助手も、

「使って使っての馬でしたから、間隔のあいた今回はまだキリリとした感じがなくて…」と控えめでした。ご参考までに。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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