過去の傾向からは間違いなく買いづらい!/天皇賞(秋)
腹をくくってこの5頭を信じたい!
井崎 須田クン、先週の菊花賞だけど残念ながら……ぜんっぜん底力を問われない流れになっちゃったよ。あそこまで上がりの競馬になってしまうと、寂しいものがあるよねえ。
須田 上位3頭がいずれも33秒9の最速上がりをマークという、かなり極端な流れになってしまいましたからね。まさに、ディープ産駒にはおあつらえ向きの展開といいますか。
井崎 その流れをしっかりモノにできるんだから、やっぱりルメール騎手は巧いよ。う〜ん、エタリオウとユーキャンスマイルは残せてたんだけどねえ。黒星が続くなあ。
須田 あとは、関東馬による勝利やローテーションなど、外厩の存在感をますます感じた結果でもあります。競馬をとりまく環境が、大きく様変わりしている気がしますねえ。
井崎 トレセンより外厩のほうがいい……なんて話になったら、それこそ本末転倒なんだけどなあ(笑)。でも実際、休養明け初戦での好走率、一昔前よりかなり上がってるよね。
須田 データを取ったワケではないので断言はできませんが、感覚的には上がってると思いますよ。以前は通用しなかったローテでも、今後はどんどん来るんじゃないですかね。
井崎 消去ネタ予想、冬の時代の到来だな(笑)。この下半期がメチャクチャ当たらないのも、ソレが原因なんじゃないかって気がしてきたぞ。そうだろう、須田クン!
須田 そりゃ多少の影響はあるかもしれませんが、ほとんどがセンセイの責任ですよ(笑)。そんなところに責任を押しつけてないで、今週の天皇賞(秋)を当ててください!
井崎 少頭数のわりにメンバーが濃くて、難しいけど面白いよね。こういうレースを絞って的中できるとホントに気持ちいいんだけど……なかなか絞りきれないよなあ。
須田 でも、スワーヴリチャード以外の外国人ジョッキー騎乗馬をすべて「消し」とは、また思いきりましたな。さっきクリストフを巧いと褒めていたばかりなのに(笑)。
井崎 でも、過去の好走パターンから外れているのは間違いないだろ? 前走オールカマー組が天皇賞(秋)で好走したのなんて、近年はまったく記憶にないしさ。
須田 2006年に2着したスウィフトカレントが最後ですかね。あとは、2000年のメイショウドトウや1996年のマヤノトップガンもオールカマー組ですが、こちらも2着ですね。
井崎 つまり、このクラスの人気馬が「勝てないローテ」で出走してきたんだから、なおさら「買い」とはいえないよ。コレであっさり勝たれたら……うん、諦めよう(笑)。
須田 そんなことを言って許されるのは、センセイくらいのものなんですけどね……。でも、レイデオロの「消し」が当コラムの企画意図に沿っているのは、事実でしょう。
井崎 あとはアルアインやサングレーザーの「消し」も怖いけど、この頭数で多点買いはできないしさ。腹をくくって、ここで来るパターンに該当するこの5頭を信じたいね!
☆03番ヴィブロス
☆05番スワーヴリチャード
☆06番マカヒキ
☆10番キセキ
☆11番ミッキーロケット
・前走2着以下の6歳以上馬
※過去10年[0-0-0-60]
●2017年該当馬→ディサイファ(7着)、ステファノス(10着)、ワンアンドオンリー(17着)、サトノアラジン(18着)
○2018年該当馬→ステファノス、ブラックムーン、サクラアンプルール、アクションスター
・前走4番人気以下かつ3着以下だった、奇数馬番の馬
※過去10年[0-0-0-35]
●2017年該当馬→グレーターロンドン(9着)、ロードヴァンドール(14着)、ワンアンドオンリー(17着)
○2018年該当馬→ステファノス、アクションスター
・前走でオールカマーに出走していた馬
※過去10年[0-0-0-27]
●2017年該当馬→ディサイファ(7着)、ステファノス(10着)
○2018年該当馬→レイデオロ、アルアイン、ダンビュライト
・前走、札幌記念で2番人気以下だった馬
※過去10年[0-0-0-12]
●2017年該当馬→サクラアンプルール(8着)、ロードヴァンドール(14着)
○2018年該当馬→サングレーザー、サクラアンプルール
2017年残った馬→キタサンブラック、サトノクラウン、レインボーライン、リアルスティール、マカヒキ、ソウルスターリング、ヤマカツエース、ミッキーロケット、ネオリアリズム、シャケトラ、カデナ
【2017年結果】
1着:キタサンブラック(○)
2着:サトノクラウン(○)
3着:レインボーライン(○)
2018年下半期[星取り表]:●●●●●●●△△●△●△○●●●